旅籠寺田屋へゆく。ここは今まで中に入ったことはなかったので、今回はじっくり見学することに。幕末の寺田屋事件で有名になった旅籠である。
源義経と並び日本人の歴史上で最も人気のある人物であるということにあまり異論はないであろう。龍馬という人間はやはり面白い。傑出した人物であるのは確かだろう。現在、日経新聞の文化面で陸奥宗光を主人公とした新聞小説が連載されているが、少し前に龍馬が描かれていた下りはとても興味を持って読んだ。巷間イメージされている龍馬像と違って、史実の中の龍馬像はいろんな面があって面白い。それだけ魅力があったのだということだろう。
旅籠のそれぞれの間に解説が施されていて、中に居ると幕末にタイムスリップしたよう。みんな往時を偲びつつ、しばし幕末の志士・龍馬に思いを馳せていた。
幕末を偲ぶ伏見の初冬かな