「赤まんま」とは犬蓼(いぬたで)の花のこと。赤のまんま、赤のままとも言います。
昔、飯事(ままごと)でこの花をお赤飯に見立てて用いたので、こういう名が付いたとありました。私は子ども時代に飯事経験はあります。(父親役をさせられた笑)でもそんなお赤飯の記憶は残念ながらありません。今の子はゲームで遊ぶから飯事なんて全く無縁でしょうね。
路傍や野原などのやや翳った所に咲いています。その気になって探せばまま見かける花です。この赤まんまは銀の馬車道の畑の脇の野で見つけました。これほど咲いているのは、さすがに都会の一画ではあまり見かけませんね。明るいイメージの花と言うより、ちょっと寂しい感じのする花です。
此辺の道はよく知り赤のまゝ 虚子