陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

知識と知恵比べ

2008年02月27日 | slow works

2月26日付中国新聞の朝刊に
広島大学と山口大学の
二次試験問題が掲載されていた。
数Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・Cと題された
問題を読んで、しばし解いてみた。
いや、正確に言えば解こうとした。
しかし、何のことかさっぱり…。
糸口すら解らず
まったく脳がフリーズした。

そういえば昨年
広大の学生が会社訪問にやって来た。
難しい問題解いて入学したような
頭脳明晰で学力が卓越した人間は
うちの会社だと
宝の持ち腐れにならないか…と
つい短絡的に思ってしまう。
この考えは偏狭だと思いつつ。

そして
私の前の席には営業部長がいる。
本社に提出する売上報告をまとめるが
ときどき数字を間違えてしまう。
これは足し算と引き算だけの算数だ。

この部長は営業センスがいい。
営業に出かけたと思ったら
何がしかの売上数字を
見事にきっちりくわえて帰って来る。
狩猟能力は抜群でまるでジャッカルのようだ。
まったく頼りになる存在である。

世の中はいろんな人間で成り立っている。
知識と知恵は必ずしも一致しない。
要はそれぞれが自分の存在感を
発揮できる環境をいかに
見つけることができるかどうかだと思う。

しかし現実はそんな環境を得たり
自ら作ったりすることは案外難しいのかも?

最近は“エンゲージメント”
という言葉が流行っていて
人材活用の分野でも言われている。
日本語で言えば絆(きずな)…。
婚約するという意味合いでもある。
心理学の分野でよく使われる
ラポール(架け橋)に近いかもしれない。

話は戻って
国立大学の入試問題をまた見る。
この問題も解の向こうには
いったいどんな人生が見えるのだろうか。
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