陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

新天地のシネマ

2007年08月01日 | slow life

新天地のシネマで久しぶりに映画を観る。

繁華街にあるこのシネマ
場所柄とビルの外観からは、場末の
あやしい映画館のような印象だったが
エレベータで上がってみると
そこは昔懐かしい味わいのある
こじんまりした映画館であった。
一見して映画通のようなもぎりの兄さんも
なかなかいい雰囲気を漂わせている。

席数は148席。大きくないハコ。
座席は赤いソファーのふかふかで幅も広い。
これなら思いっきり体を沈めて
楽にくつろいで映画を観ることができる。
そして何より涙をおいおい流しても
周りを気にしなくていいのはありがたい。
いい年をした中年男が
ハンカチで涙を拭いている図は
みっともないし恥ずかしいものだ。

今宵は広島を舞台にした映画。
特にマイナーな名画の場合は
得てして館内は空いている。
両隣前後には誰も人が居ない。
一人でじっくり映画と対峙して
自己の感情を開放して鑑賞
そして映画からカタルシスを感じるには
なかなか心地よい空間を得ることができた。


遠慮なく場面場面でぽろりぽろりと
男の涙を流してしまったワタシ。

今宵の映画は「夕凪の街、桜の国」。
この映画のことはまた…。
コメント