江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

今年の向島は、

2014-01-07 14:43:38 | スケジュール
今年の向島百花園公演は、休むことにしました。
年賀状に「楽しみにしている」と書いてくださった方も
例年になく多かったですし、
問合せの電話もいただいており、
大変心苦しいのですが、このように決定いたしました。

理由はいろいろあるのですが、
日取りがうまく行かなかったことが大きいでしょうか。
この公演は、立春から1年が始まるといういにしえの習慣に倣い
この目出度いときにと始めた公演です。
芝居は、やはり”ハレ”につながらなければと思っているものですから。
来年はもう1日ずれますが、流石に2年も明けることはできません。

これでこの1月は一気に暇になるかと思いきや、
人形の衣裳や私たちの衣裳が随分と傷みだしていて、
縫い直しに追われそうです。

今幾つか構想を練っているものがあります。
来年、そのうちの1つでもご覧いただければと思っています。
皆様、どうぞよろしくお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

突然

2014-01-04 23:37:57 | 日記
そう、それは突然送られてきた。
大晦日の前夜に、
1枚のFAXが。

宛名が手書きで「昌子姉さま ②」とある。
我が家の周りに、このような名前の人はいない。

ワープロで書かれた文章に答えるように、
肉筆で書き込みがされてある。
間違って届いたとわかっていても、
読みたくなってしまうのは人間の性(さが)か。

どうやらちょっとした言葉の行き違いで起こった
姉妹の喧嘩のようだ。
「私には帰る実家はもう無いと思っている」
とか
「旦那が入院中で、何かと気が昂ぶっていた」
とか
「私も同じ症状になったことがあるので、良かれと思って
言葉を掛けたが、足りなかったようで、誤解を招いた」
とかあった。
②とあるところを見ると、①があるはずで、
送った、届いていない、で、また喧嘩になるのだろうかと
想像したが、なす術がない。
仮に連絡先が分かったところで、連絡できるものではない。
赤の他人のところに送ったとわかると、どんな心境になるのだろう。

「兄弟間の喧嘩は、こじれるのよね」
前文を読み終えた後の、かみさんの感想である。

なにはともあれ電話の掛け間違いには、くれぐれも気を付けなければ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しい年を迎えて

2014-01-03 22:30:52 | 日記
年賀状を頂く。
最近デザインの凝ったのが、随分多くなったと思う。
そして決まり文句から脱皮したものも増えてきた。
見ていて楽しいし、
何かぬくもりも感ずる。
一時期、形式的なことはなくそうと叫ばれたが、
お互いの消息が知れて、これはこれでなかなかいいものである。

帝国ホテル、多分宿泊されている方なのであろう、
私の出演するとき、毎回必ず顔を出す紳士がいる。
にこやかな表情を浮かべ、静かに正面に坐る。
そしてずっと眼をつぶっている。
寝ているのかと思えるほど。
それが何年も続いている。
だんだんと気になる存在になってきた。

房総のむら、年々来場者数が伸びているそうだ。
今日も寒かったにもかかわらず大勢が来て、
賑やかだった。

江戸工芸の職人さんと話していて、
なかなか財布の紐が緩まないと
ぼやきに似た声が、もれ出ている。
「不景気だと言われるより、嘘でも”景気は上向いてる”と
言われたほうが、気分は良いでしょ」

皆さん、賢明である。

賢明な生き方をしたいと思う。
でもそこは駄馬、
自分のやるべきことをただコツコツとやり続けるだけ。
でも、今年はどんな年になるのだろう、気になる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする