江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

ワークショップ 佐渡

2024-02-15 01:39:16 | 人形について
これほど盛り上がるとは思わなかった。

佐渡には伝統人形芝居が3種もある。
「文弥人形」「のろま人形」「説教人形」
この狭い島の中で「文弥人形」は9座ぐらい
「のろま人形」は3座、「説教人形」は活動を停止しているとか
しかしこれだけの人形が残っていること自体凄いことだが、
逆になぜこれだけの人形が残ったのか、不思議だった。
その話はまたの機会にすることにして
言い方は悪いかもしれないが、
これだけの伝統があるのなら、気位は高いだろう 
と、思われた。
そこに乗り込むのだ。
私は鈍いのか、それほどには思っていなかったが、
企画を立てた柳さんは、ちょっと気合が入っていたようだ。

客席はリラックスしている。
40人ぐらいは入っているであろうか。
子どもたちは10人ほど。
人形を遣い始めると、子供も大人も良く観ている。
質問コーナーに入ると、いろんな質問が出てくる。
それだけ興味を持ってもらったと、嬉しくなる。
そして体験コーナーに。
9色の蝶をざっと舞台に広げる。
まずは子どもたち全員に取ってもらい、
残ったのを希望する大人たちに。
糸の延ばし方、そして糸の持ち方の基本を教えるが、
大人でも難しいようで、強要はしない。
蝶の重さを、糸を通して感じてもらいたいと話す。
良きところで蝶の片付け方を教える。

その後、実際に私たちの人形を遣ってもらう。

ぽつぽつ帰り支度をする人が出てきた。
獅子で頭を噛んで回る。
もちろんここには門付の獅子舞があるのだが
人形の獅子は、また大きな獅子とは一味違うのだろう
会場が一段と華やかになる。

ここでお時間となる。
打ち上げでは、人形談議に花が咲く。
ここは宮本寺。
通称人形寺という。
コメント
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