江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

パンソリ

2018-10-08 00:11:38 | 日記
「西便制(風の丘を越えて)」(原作は”ソビョンジェ”)という映画が好きだ。

旅芸人の家族の話だが、
そこで歌われるアリランが、それまで日本で聞いていたのと全く違っていて、
実に良い。
食堂でその話をしたとき
そのお店で食べていた様々なお客さんが全員歌い出し、
とても感動した。

そして何回か韓国に行くうちに
アリランは地方によっていくつかあることを知った。

今年も光州に行ったときもその話をしたら、
「西便制」があれば「東便制」もあると教えられ、
その中心地”全州”に連れて行ってくれた。

その有名な観光地の一角に「東便制」の資料館があって
いろいろその音楽が流れている。
聴いているうちにとっても気に入ったのが出てきてだから韓国に行くたびに、
アリランを尋ねていた。
公州に行ったときは、民家の居間のような
そのCDが欲しいと思ったが、
なんともう売っていないのだとか。

日本と音楽出版の事情が違っていて、
再版されなく
古いのは日本の方が手に入りやすいのだそうだ。

江陵に行ったとき
その地方のアリランをうたっているグル―プと飲む機会があって、
いろいろ聞かせてもらって、至福の時を過ごしたが、
一転して日本の歌を歌えと言われ
はたと困ってしまった。
アリランに匹敵する歌って、なんだろう。
あれでもない、これでもないと思いあぐねているうちに
お開きになってしまった。

今度そんな機会があった時は、何を歌うことにしようか。
普通に歌謡曲を歌う分には問題ないのだが。
ただし、歌詞をそらんじて歌える歌は全くないのだ・・・
トホホ
コメント
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