江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

函館

2017-08-17 00:40:13 | 日記
函館を訪れるのは、何年振りであろうか。
確か中学校の修学旅行以来だから、47年ぐらい前になるのだろうか。
函館山に上ると、確か洞窟のようなところがあって、
その中で着ていたコートの裾をバサバサと、
蝙蝠の羽音のように音を立てていたら、
女性たちに非難されてしまった、
そんなバカみたいなことを、よく覚えている。

ここには子供歌舞伎があって、
私はたまたま<封印切り>を見たのだが、
それが実に良かった。
それを公演の冒頭に話したら、
随分空気が和んで、
それだけ市民に親しまれているのだろう。

それにしても、函館は寒かった。
それまで飯田や喜多方を回り、暑さに慣れ親しんでいただけに、
この寒さは半端でなく身体に堪えた。

しかも4日間とも、”雨”。
函館山の中腹が会場だから、
湿気が山を上がってくるのが分かる。
人形の糸や衣裳が湿気を吸って、重くなるし、
糸の滑りが悪くなる。
宿に帰ってから人形にドライヤーをかけたのは、
これが初めてだった。

こんな経験も面白いし、
新たな出会いもあって、なかなか面白かった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする