人間は、一体いくつの感覚を持っているのだろうか。
よく五感と言われる。
また第六感といわれるのもある。
人によっては30以上あるという人も居るらしい。
ところが受精卵から分裂して胎児が形成されていく過程で、
それらの感覚は1つの細胞から生まれ、だから一つだと言う人もいるそうだ。
そこまではなんとか付いていける話。
ところが世の中には、音を聞くと色が見える人、アルファベットを見ると
印刷された色の上に別の色が見えている人、言葉を聞くと味を感じる人など、
不思議な感覚を持っている人がいるそうだ。
それを「共感覚」という。
中には自分の回りに幾つかの帯状の空間を感じていて、
例えば意味不明の言葉をランダムにいくつも並べても、
その帯を使って記憶し、いつまでも忘れない、という能力を持った人もいるらしい。
そんな話を聞くと、ダスティン・ホフマンの「レインマン」も
こんな感覚の持ち主なのかなと思ったが、私の読んでいるこの本には、
そのことに触れていない。
「カエルの声はなぜ青いのか?」(ジェイミー・ウォード著 青土社刊)
60年代後半、サイケデリックという芸術活動(と言って良いかな?)が
一世風靡した事があったけれど、
著者にすれば、それは薬物の力を借りて共感覚を持とうとした、
ということになるらしい。
この本を読み終えても、共感覚とはどんなものか
頭でわかっても、皮膚感覚で想像することはできなかった。
私には持ち合わせていないということだ。
著者によると、共感覚の持ち主は結構いるそうだが、私の回りにいるのかどうか。
日本の場合、人と違っているとすぐ差別につながるので
なかなか表に出せないということはあるかもしれない。
この研究は、まだ始まって20年ほどしか経っていない。
どうやら人類が昔から持っている感覚ということではなさそうだ。
進化論から見ると、人類の未来に対して必要な感覚、ということになるが、
なにに対して必要なのかは、わからないと言う。
まこと人類とは不思議なもので、興味が尽きない。
もしかするとこの文章を呼んでいる人の中には、
特別な能力を持ち合わせながら無自覚、という人もいるかもしれない。
よく五感と言われる。
また第六感といわれるのもある。
人によっては30以上あるという人も居るらしい。
ところが受精卵から分裂して胎児が形成されていく過程で、
それらの感覚は1つの細胞から生まれ、だから一つだと言う人もいるそうだ。
そこまではなんとか付いていける話。
ところが世の中には、音を聞くと色が見える人、アルファベットを見ると
印刷された色の上に別の色が見えている人、言葉を聞くと味を感じる人など、
不思議な感覚を持っている人がいるそうだ。
それを「共感覚」という。
中には自分の回りに幾つかの帯状の空間を感じていて、
例えば意味不明の言葉をランダムにいくつも並べても、
その帯を使って記憶し、いつまでも忘れない、という能力を持った人もいるらしい。
そんな話を聞くと、ダスティン・ホフマンの「レインマン」も
こんな感覚の持ち主なのかなと思ったが、私の読んでいるこの本には、
そのことに触れていない。
「カエルの声はなぜ青いのか?」(ジェイミー・ウォード著 青土社刊)
60年代後半、サイケデリックという芸術活動(と言って良いかな?)が
一世風靡した事があったけれど、
著者にすれば、それは薬物の力を借りて共感覚を持とうとした、
ということになるらしい。
この本を読み終えても、共感覚とはどんなものか
頭でわかっても、皮膚感覚で想像することはできなかった。
私には持ち合わせていないということだ。
著者によると、共感覚の持ち主は結構いるそうだが、私の回りにいるのかどうか。
日本の場合、人と違っているとすぐ差別につながるので
なかなか表に出せないということはあるかもしれない。
この研究は、まだ始まって20年ほどしか経っていない。
どうやら人類が昔から持っている感覚ということではなさそうだ。
進化論から見ると、人類の未来に対して必要な感覚、ということになるが、
なにに対して必要なのかは、わからないと言う。
まこと人類とは不思議なもので、興味が尽きない。
もしかするとこの文章を呼んでいる人の中には、
特別な能力を持ち合わせながら無自覚、という人もいるかもしれない。