江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

癒しの大道芸

2011-11-01 01:17:40 | 日記
仙台の大道芸は、あっという間に終わってしまった。
仙台市民が最も望んでいた企画、そう言っても過言ではないような反応が、
どの会場からも起こっていた。
暖かな拍手に、永く包まれていた。
そう、大道芸だからできたこと。

街の中は人で溢れていた。
随分景気も回復してきたのかなと思ったが、
その中を歩き出すと、微妙な違和感を覚えた。
どうも歩きづらいのである。
日曜日ののJR新宿駅地下通路のほうが、まだ歩きやすいかもしれない。
なぜだろう・・・

金曜の夜、友人夫婦と一緒に飲む。
彼女は建築士、耐震診断士の資格も持ち、今最も忙しくしている。
ところが大工が少なく、復興が思うように進んでいないと言って、
目を潤ませていた。
3月11日の震災より、4月7日か11日の余震で家が潰れると思ったそうだ。
何とか片付け終えたときに来たから、相当のショックだ。
気心の知れた仲間と飲んでいるせいか、時折涙を見せる。
それだけ精一杯気を張ってきたのだろう。
つい12時過ぎまで歌って踊ってしまった。

土産は笹蒲鉾で決まりと、店に入った。
保冷剤を勧められたが、今まで付けたことがなかったので断ったら
その年配の店員は、一瞬嫌な表情を顔に浮かべた。

路上でティッシュを配っていたので、かみさんが近づいていったら、
その女の子は顔をこわばらせて、思いっきり頭を振った。
若い女の子だけに配っていたのだが、そこまで拒絶しなくても
と言った感じだった。

たまたまその二人がそういう性格だったのかもしれないが、
私には、まだまだ精神的に余裕が持てる状況ではないのだろうと思えた。
だからきっと、大道芸がよかったのだろう。
継続的に関わらなくてはと、心底思った。
コメント
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