伊勢

伊勢の人は余り反応しないのですよ。
そう主催者の一人は言う。
でも今日のお客さんは実に柔らかな反応で、とても楽しかったですよ。
正直な感想を言うと
今日は選りすぐりのお客さんを呼びましたから。
そう言って彼はとても嬉しそうにした。

１５０人を越える人が集まった。
私たちのような無名の人形劇団に人を呼ぶのは、さぞかし大変だったろうと思う。
人形劇団どむならん、という地元の人形劇団の後援会組織「友の会」１５周年記念に
呼んでくださった。
伊勢トピアというしっかりしたホールなので、地元のスタッフの協力を得て、丁寧に
照明も仕込む。
このスタッフの方々がとてもいい人たちで、よく動いてくださったお陰で綺麗な
良い舞台が仕上がった。
だからお客さんの反応が柔らかくて心地良いものになったのだろう。
友の会１５周年に何とか華を添えることができ、安堵している。

今はちょっとした「お伊勢参り」のブームなのだそうだ。
翌日私たちもお参りしたのだが、内宮は駐車場が一杯になるほど人、人、人・・・
ちょっと人に酔ってしまった。

おかげ横丁に立ち寄ったら、宝くじ売り場を見つけてしまった。
きっと当るはづと思いすかさず求めたが、
ちょっと考えてみると、当るはずはないのである。
もし当るならば、それはきっと神様のお陰と言われるようになり、ご利益を求めて
全国から人が殺到する事になり、多分これは神様の望む事ではないだろうから
神様がこの宝くじを当てないだろう・・・と
前にも書いたが、私は籤運の無い男である。
つい癖で外れたときの言い訳を、買ったときから考えている。

朝チリで地震があったことを知った。
でもこんなに大事になるとは、思ってもいなかった。
伊勢湾岸道路から東名に抜けて、さっさと帰ろうと思っていたのに、東名は通行止め。
中央道に抜けるしかなく、こりゃ混んで大変だろうと覚悟したら、拍子抜けするぐらい
空いていた。
相模湖や大月で合流する車もほとんどない。
これは２月という時期だからなのか。

フィギュアスケート

オリンピックが終わった。
なんだか年齢と共に興味が少しずつ薄れていっているような感じがする。

フィギュアスケートを見ていた。
曲調と振付とが合わないと感じるのが多かったと思ったのは、私だけであろうか。
カナダのペアのは、お世辞にもフラメンコには見えなかった。
余程アメリカやロシアのほうが面白く感じたのだが、多分少数派に属するのだろう。

キムヨナは流石に上手いと思った。残念だけど真央ちゃんとは差があった。
でも芝居の相方の吉川氏は「銀でよかったのではないの」という。
「それはなにゆえ？」と聞くと
「銀盤の女王と言うではないか」