マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

野火止用水行を再開(その2)

2023年05月14日 | 闘い

 新座市は水道道路が小金井街道と交差するその先にあった。事前学習したことによれば、新座市には野火止用水の分水点が幾つも存在するということだった。西武池袋線を越えて暫く行くと「西堀・新堀コミュニティーセンター」があった。地名にも“堀”が多く用いられている。ここで休憩をとった。野火止用水の資料が展示されているとも聞いていたが、見たところ係員が2・3名の小規模な出張所で、展示室も私たちの訪問を知って係りの方が照明をつけてくれた。多くの写真とともに新座市での野火止用水の全貌が分かる古地図が展示されていた。新座市の様々な資料を頂戴したが、有難いことに、そのなかに『野火止用水散策マップ』(右写真)があった。自然と歴史を巡るコースが3つ紹介され、見どころが多数載っていた。以後はこのマップを導き手として進むこととなった。

 そこから1kmほど進むと「史跡公園」があり、そこが分水点だった。左行けば本流堀で、右すれば平林寺堀に続いていた。その更に右にここまで続いていた水道道路が真っ直ぐ伸びていた。平林寺堀は公園内を流れているが、水流はかなり減少していた。公園内には埼玉県知事だった畑和の筆による『清流復活』の碑が建てられていた。清流は10年の空白期間をおいて昭和49年に復活し、碑は53年に建立されていた。(写真:分水点)


 公園から先は自動車道路から離れ、田畑や樹林帯の中を進んだ。川歩きがより楽しく感じられるときだ。そこに突然高速道路が現れた。関越高速道路だ。妹から用水と道路が交差するのを高速道路上自動車内から見たことがあると聞いていて興味をもったことだった。写真に撮ってきた。私の想像だが、基本的には用水路をあまり動かさず、傷つけないように、その下に高速道路を掘ったのではなかろうか、と私は推測している。(写真:野火止用水下に中央高速道路)


 そこから先の用水は開削された当時のままの様に感じられる作りになっていた。陣屋通りにぶつかると用水は平林寺境内へと姿を消し、空腹の私たちは右折して昼食場所を探した。幸いにも「さか重」という蕎麦店が営業していて、天ぷらとそばを肴に飲む生ビールは格別に美味だった。
 次回は本流堀を歩く予定だ。




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