マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

牛坂から今井坂まで

2013年12月27日 | 東京散歩

 文京区には名前の付いた坂だけでも115ある。台地と谷の多い文京には当然の事ながら坂が多い。この2年間、手元にある『ぶんきょうの坂道』を頼りに、色々な坂を訪ね歩いた。その数は95ほど。このところ、やや足踏み状態だったが、残り20の坂を”完歩”しようと、折を見ては出掛け始めた。早朝散歩もその一つ。
 12月23日(月)は祭日でホームグランドのラジオ体操なし。この様な時には、富士神社に6時半までには戻らねばならないという制約条件がなくなるので、早朝散歩の出発時間をやや遅らせ、主として明るい時間帯での坂行脚となる。
 この日は牛坂→金剛寺坂→今井坂(新坂)と巡った。いずれの坂も、小日向台地の東南端に位置し、神田川の刻む谷へと続く坂。昨年の都退教「歴史散歩」の折やその実踏の際に、巻石道路からこれらの坂を見上げたが、参加者の疲労度を考えて、これらの坂の上り下りはしていなかった。

 
       (北野神社正面入口)                      (牛坂)

 朝6時20分牛天神到着。まだ薄暗い。牛坂はその牛天神北野神社の北側を西に下る坂で、名前の由来もそこから来ている。かなり急な坂で、軽くS字に曲がりくねり、片側はしっかりとした石組み。別名鮫干坂とも潮見坂とも言い、かってはこの付近が入江あったことに由来すると掲示板には書かれている。鐙坂に劣らない姿形の良い坂だ。

 続いて向かったのが金剛寺坂。かってこの坂の傍らに金剛寺と呼ぶ寺があったらしい。しかし、この坂も今井坂もその名前の由来よりも、その坂の途中に橋が架かり、橋の下を地下鉄丸の内線が走っている風景が素晴らしい。眼下に地下鉄が走る光景を見て興奮。全く予期せぬ出来事だった。思えば丸の内線は茗荷谷から後楽園の間は、地上を走る。茗荷谷の底にある、同名の駅を出発した地下鉄は、後楽園までは小日向台地の縁を走る。当然坂と立体交差する訳だ。橋上からはサンシャインビルも眺められる。少し上って目を転じれば、神田川沿いの建物が眼下に拡がる。この付近は”隠れた”東京展望台の一つでもある事を知る。(写真:金剛寺坂)。






 


  (網目越しにサンシャインビルを望む)


    (高い建物は印刷博物館)


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