マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

越後を旅して(その1)

2015年04月21日 | 

 新潟への旅から帰ってきて、見開きB4×2の大型地図で新潟の地理をしみじみと眺めている。信濃川と阿賀野川、二つの大河が流れる越後平野に幾つかの「潟」が存在していることに改めて気付かされる。かつては、両川の氾濫に浸され一面の水辺だった地域は、先人たちの、苦難とそれを克服した成果の賜として、米どころ新潟へと変貌している一方、「潟」として残され、野鳥たちの生息場所となっている地域もある。「鳥屋野潟(とやのがた)」や「福島潟」などがそれで、そもそも県名が「新潟」なのだ。

 帰京して、この4日間、満足度高い、今回の旅の余韻を噛みしめている。新潟の風景もさることながら、そこで受けたオモテナシの温かさと、手前味噌になるが、妹夫婦と私達の4人のチームワークの良さもその源泉だ。

 大まかなルートは
 
東京→(関越道)→(北陸道)→新潟市→阿賀野市→阿賀町→(磐越道)→(東北道)→東京と巡った2泊3日の、一筆書きの車旅。4回にわたって越後レポートを綴りたい。

 4月16日(木)、朝8時、新高島平をスタートした車は12時30分には新潟市内にある「鳥屋野潟公園」に着いた。ここは鳥屋野潟の周辺に広がる14.4ヘクタールの広さを有する県立公園。樹齢50年を超える、2,000本のソメイヨシノの桜並木が湖面に映えるとの情報も得ていて、その満開の風景に出会えるかも知れないとの淡い期待を抱きつつ、ここを訪れたのだ。残念ながら2・3日遅かったが、花吹雪と散った花びらも又華麗で、八重桜は満開だった。(写真:鳥屋野潟公園)
 よく整備された公園には多くの樹木が植えられ、ゆったりと花見が出来そうな広場には、その夜の宴に備えてシートが幾つか敷かれていた。

   (鳥屋野潟公園内の八重桜)

  (鳥屋野潟公園は緑の園でもある)

 午後は白山公園へと回った。市内はどこの桜も散り始めだったが、「芸術文化会館」屋上にある「空中庭園」からは信濃川が一望でき、川沿のやすらぎ堤では、桜にかわりチューリップが主役を演じていた。(右写真は信濃川沿いやすらぎ堤)
 宿泊した「ホテルメッツ」は駅から1分の至近距離。
 夜は予約しておいた海鮮居酒屋「えびす鯛」へ。新潟は魚と地酒が実に美味い。特に越乃寒梅も含めての6種類の地酒セットは980円と割安感があり、4セットも味わってしまった。個室利用で、よく飲み、よく食して15,000円を切ったお値段。かくして新潟での第一夜は更けていった。


    (やすらぎ堤)

(文化会館から見下ろした憲政記念館:明治16年の建築)

    (えびす鯛の玄関)