マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

三度びの都立高校

2012年06月20日 | 身辺雑記

 東京都教職員互助会の「退職教職員ボランティア事業」が開始され、私も退職教職員の一員として、昨年の9月に人材バンクに登録をしておきました。知り合いの、互助会の担当者から勤務依頼の電話があり、躊躇いつつお引き受けする事にしました。
 躊躇った理由は、その高校までの通勤距離が長い事と、現在は知りませんが、かっては”教育困難校”と呼ばれ、教える事にかなりのエネルギーが必要と聞いていた学校で、この間中学校勤務はありましたが、高校生を教えることは6年以上のブランクのある自分に自信が持てなかったからです。
 一斉授業ではなく、自主的に学びたい生徒を対象とした補習形式の「土曜スタディ」との話を聞いて、お引き受けすることにし、6月16日(土)が最初の講習日でした。

 受け持ち時間は午前2時間と午後2時間の合計4時間で、学校行事の無い毎週土曜日、来年の2月まで続きます。午前中の2時間の受講予定者は15名ほどのはずですが、教室に顔を出すと、僅か2名の生徒しかいません。暫く待っていると、遅れて3名がやってきて合計5名。全員が試験勉強を始めました。質問があればと何度か呼びかけるのですが、返答はなく全員静かに自習に専念し続けました。

 ところが午後の教室は事情が一変しました。25名ほどの受講予定者のうち15名もが参加。皆高校1年生です。用意してあったらしき問題集で自習を始めるも、午前中の生徒ほど熱心な学習とはいきません。「この講習に期待するもの」というアンケートを書かせましたが、こちらからのプリントを期待し、待っている様子。
 自主的に学習すると言うより、やや受身的学習態度のようで、こちらから引っ張る必要を感じ、私が作成する教材も学習させようとプリント作成の心積りで初日の”ご対面”を終えて帰ってきました。

 しかしワークブック的なものは既に「断捨離」してしまっていました。困って、思いついたのが現役のMさんからお借りすること。その旨のメールを送信すると、二つ返事でOK。メール送信から僅か二日後の昨日、彼女の通勤途上でお会いし借りられたのでした。早速、
数学教材作成ソフト「Stduyaid」を活用し、教材完成。持つべきは良き友。感謝感謝でありました。