どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「パリのランデブー」

2020年07月15日 | 映画
エリック・ロメール監督の映画「パリのランデブー」を鑑賞。自主映画みたいな手作り感のあるお洒落で憎めない感じのある3話のオムニバス作品でした。出ている女優さんが美人揃いでフィルムの美しい撮影の風景や衣装を眺めているだけでも案外飽きずに見れる独特の空気感と時間の流れがありました。会話の台詞が沢山あって全てが頭に入ってくる訳でも無く理解してないまま眺め人物関係も時々、勘違いで混乱したりの鑑賞でしたが、それぞれの話でオチのようなものもあり最終的には分かりやすく楽しめました。
映画全体でのテーマみたいなものはものの見方というか視点を変えて見る面白さや気付きだったように思います。
1話目は主人公の見た目が衣装によって大きく違い同一人物じゃないと勘違いしたりしてしまいましたがオチもきいてて好みのエピソードでした。
2話目はちょっと長くて退屈する会話も多かったけどロケ地が旅行で行った事ある場所があったりして旅行者気分で色々な風景を見れました。女優さんは魅力的ではありましたが性格は自分勝手で嫌な面がありましたね。オチはキツいけどありそうな感じもありました。
3話目は画家の話で偶然目にした女をストーカーのように追いかけて…というフランス人の積極性というか恋愛行動は凄いなと思いつつも、その背景やオチのちょっとした変化に何かほっこりする良さがありました。
視点の違いや変化を楽しむお散歩映画でした。


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