特に体調が悪いとか仕事内容が難しいとかではなく、ただ単に仕事が進まないというのがとてもやっかい。
スケジュールの前半でこうなると立て直すのが大変なんだよな……。
そしてそのまま徹夜コースに行ってしまうのがお約束なので、遅れを取り戻せるうちに取り戻しておかねば。
見たい映画も山ほどあるのでこれ以上スケジュールを遅らせないようになんとか進めていこう。
あと紅楼夢原稿もあるしな……。
接種部分の痛みはすっかりなくなったんですが、今度は頭痛が出始めました。
もっともこの頭痛はいつもの慢性的な肩こりからくるもののような気もするので副反応とはあんまり関係ない気もします。
それ以外は体調が大きく崩れることもなく普通に生活できてる感じですね。
しかし、自分の体調ももちろん心配ですが、大阪や兵庫の感染者数の増加が何より心配です。
東京も感染者数の増加はもうこないだアナウンスがあった冬コミ開催が相当危ういレベルになってますし、こりゃもうしばらくは諸々のイベント開催は困難でしょう。各種施設の時短営業も来年くらいまでは続きそうなので、そこらへんのことも含めて本当に心配。同人イベントに関しては他人事じゃないしなあ……。
また、公共施設が使えなくなってくると稽古にも支障が出てくるし、メンタルも心配なところ。
というわけで今日も塚口。先月のクレカ明細の半分以上がサンサン劇場のチケット代で埋まってて戦慄しましたがなんかもう年末までこんな調子になりそう。
また、もう1日に2本以上映画を見るのが当たり前になってしまいました。もう戻れない。
さて、今日見てきた1本目はこれ。
こないだ見た「映画大好きポンポさん」と同じ監督作品だそうで。また、後から知ったんですが原作はマンガらしいですね。
タイトルは例によってまったく知らなかったんですが、面白そうだったので視聴決定。
さて感想なんですが、夏休みシーズンにふさわしい冒険活劇といった感じの正統派ファンタジーアニメでした。
冒頭からエンジン全開のスペクタクルで始まり、ラストはしっとりと〆る良作です。
作品の骨子はお約束の魔法のある世界と魔法のない人間世界なんですが、しばしば魔法のある世界の住人であるヨヨと現実世界の「命をはじめとする『失われること』に対しての認識」のズレが描写されているのが印象的でした。
冒頭でヨヨは車に轢かれそうになった子供を助けますが、子供が助かったことを喜ぶ母親の気持ちが理解できていません。
また中盤の夏祭りのシーンで、彼女のペットであるビハクが重症を負った際に、ヨヨは当たり前のように魔法で生き返らせようとします。しかしできない。
このシーン、魔法の世界側で死人を簡単に魔法で生き返らせる描写を、しかもコミカルに描いて先に入れてるのが効果的というかエグい。
魔法の世界では、無尽蔵の魔力を持つというヨヨは、おそらくは「永久になにかを失う」という経験をしたことがないのではないでしょうか。
死人すら「体があれば生き返らせることができる」というほどの魔力を持つ彼女は、人間世界で徐々に魔力を失って魔法が使えなくなってしまいます。
これはすなわちヨヨにとっては彼女の万能性、自己効力感、アイデンティティの喪失そのものでしょう。
しかし、それらを失って欠落を抱えた状態になったからこそ、彼女の中には他者の助けを受け入れる余白が生まれたんじゃないでしょうかね。
ヨヨは魔力を取り戻したものの、人間世界で知り合った孝洋たちとの「別れという喪失」を経験します。
しかし、この喪失もまたヨヨにとってはなにかを得るための余白となったんじゃないでしょうか。
次、上映最終日ということで見てきました「機動警察パトレイバー2theMovie」。
塚口の音響はさまざまな側面から作品の演出を強化してくれますが、今回特にそれを感じたのは冒頭のシーン。
破壊された多脚レイバーから柘植が出てくるシーンで雨が降ってくるときの音響、まるで本当に自分の周りに雨が降っているような感覚に襲われました。
激しい戦闘シーン以外にも、塚口の音響はこういうところでも威力を発揮してくれるのが素晴らしい。
素晴らしいと言えばスクランブルのシーンはいつ見ても素晴らしいです。もう赤と緑の三角が並んでるだけで茶碗3杯イケる。
20日からもまた話題作がたくさん上映されるので引き続き見に行かねば。
現在特に発熱などはない感じです。
接種した左肩には筋肉痛っぽい痛みがあって、少しずつ大きくなってる感じ。
また範囲も、接種箇所から肩や肩甲骨のあたりまで広がってるようです。
食欲などはあんまり変わりなしでしょうか。
あと肩の痛みは慢性的な肩こりが原因なのかワクチン接種が原因なのかは神のみぞ知る。
総評としては、今のところは多少の痛み以外はあんまり変化はない感じですかね。ちょっと倦怠感がある気もしますがただ単にだらけてるだけかもしれん。
大きく体調を崩してるわけではないですが、2回めの接種が終わってひと段落するまでは今まで以上におとなしくしてましょうかね……。
はい、雨の中ようやく1回目のワクチン接種済ませてきました。
紅楼夢以外でインテックス大阪に行ったのは初めてだったのでなんだか新鮮な感じ。
予約時間は昼ごろだったんですが、ちょっと早めに行ったところ予約時間よりも早く済みました。
受付から接種完了までは案内が行き届いていたのでスムーズに行けましたし、予想していたような混雑もありませんでした。
受付や案内のスタッフさんも丁寧に接してくれたのでよかったです。
接種の方は痛みは驚くほど少なくどうということはありませんでした。ちょっと前に別件で採血をしたときも全然痛くなかったんですが、看護師さんのスキルなのかはたまた注射器の違いなのか。
ともあれ、無事帰宅してこうして日記を書いている次第です。
現在帰宅して2時間くらい経過してますが、接種箇所に多少の鈍痛はあるもののそれ以外は特に変化なし。
ですがこれから副反応が出る可能性もあるので、しばらくはおとなしくしてたほうが良さそうですね。
いやーしかし、接種会場のスタッフさんがビニール製の防護服を着て厳重な感染対策を取っているところを見ると、「世界中でウイルスが蔓延している」というまるでフィクションのような出来事が現実のものになっているということをいやがおうにも実感させられます。
コロナ禍前と現在では文字通り世界が違ってきていると考えると、改めて今自分が生きているこのタイミングでとんでもないことが起こっているなあ……といった感じですね。
というわけで、個人サークル「人形の城」は、10月10日に開催予定の第17回東方紅楼夢に参加します!
今回の新刊は以前twitterで告知していたとおり、サークル「給食頭蛮」さん製作の東方二次創作ゲーム「クビナシリコレクション」の二次創作小説となります。
ちなみに今の段階でまだ完全にノープランです。個人サークル「人形の城」は「動いてから考えろ」をモットーとしています。(今考えた)
ゲームの方は中盤辺りに差し掛かったところ。
詰まったところは潔くナインズヘッドモードでプレイしてもいいんですが、やはり自力でクリアしたいところ。
前回の作品である「ヨイヤミデイドリーマー」「ヨイヤミリプライザー」でもそうでしたが、今回も「ゲームのシステムを小説に落とし込む=こじつける」を目標としてやっていこうと思います。
特に本作では、「なぜステージごとに使用可能な頭の数が決められているのか」「なぜ赤蛮奇が夢の世界で散らばった記憶を集める役目を与えられているのか」「そもそもみんなの記憶が夢の中に散らばったのはなぜか」あたりをうまいこと作品の中に落とし込めたら面白いと思ってるので、うまいことこじつけてみたいですね。
正確には数日前なんですが、ようやくワクチンの予約を完了しました。
接種券はかなり前に届いてたんですが、予約が全然できない状態が続いてました。なんかサンサン劇場のチケット争奪戦を思い出すなあ……。
状況が状況なので早いとこワクチン接種を済ませておきたかったんですが、ようやく予約が取れました。
ワクチン接種したからってまだまだ完全に安心とは行きませんが、まあ一段落といったところでしょうか。
台風が近づいてきて雨が強くなってきました。
映画やら食料買い込みやらは本格的に天気が崩れてくる前に済ませてきたのでしばらくはひきこもれる準備は完了してるんですが、やはり湿気がひどいと洗濯物を部屋干ししたときにジメジメになるのと単純に気分が下がってくるのが大変。
ちょっとしたことでいろんな活動が滞って1日無駄に過ごしてしまったりするので、うまいこと自分の気分を上げていきたいと思います。
さしあたっては仕事や小説執筆なんかの作業は小分けにして少しずつ確実に進めていく方向でやっていきましょう。
気分が下がってくると目標達成のハードルが非現実的に上がるということを常々認識しておかなくては。
はい、今日も塚口です。
というわけで今回見てきたのは「劇場版少女歌劇レヴュースタァライト 」と今年もやってくれました「花火サラウンド 塚口流で愉しむ日本屈指の花火大会」の計3本。
なぜ3本かと言うと、「劇場版少女歌劇レヴュースタァライト 」は特別映像が2種類あるとのことだったので、それならということで2本連続で見ることにしたからです。
じゃあ本作がそんなに好きなのかというと実は前情報は例によってほぼゼロ。
タイトル以外で知ってることと言えば、「なぜかキリンが出るらしい」「舞台歌劇が題材」「主人公の名前が華恋」「以前TVアニメでやってた」くらい。
映像面については予告のトレーラー以上のものは一切見てませんでした。
じゃあなんで興味を持ったのかと言うと、本作はどうやら「ワイドスクリーン・バロック」に分類される作品だということを知ったからです。
「ワイドスクリーン・バロック」とは、wikiの記述によると「ブライアン・オールディスが提唱したSFのサブジャンル」で、「時間と空間を手玉に取り、気の狂ったスズメバチのようにブンブン飛びまわる。機知に富み、深遠であると同時に軽薄」とのこと。
個人的にはワイドスクリーン・バロックというと未読ではありますがアルフレッド・ベスターの「虎よ、虎よ!」がそのジャンルに該当すると知っていました。「フィネガンズ・ウェイク」は違ったか? あとこれまた小説版は未読ですが「銀河ヒッチハイク・ガイド」もこのジャンルに該当するかな。「パプリカ」もか?
また個人的なこのジャンルの解釈としては、「爆発的かつ無制限に広がる荒唐無稽なイメージ」「現実と虚構が曖昧になっていく、もしくは最初から渾然一体として描かれている」って感じですかね。
そういうわけで、心の妖怪アンテナに引っかかるものがあったので見てきたわけですよ。
さて恒例の待合室ですが……
うーんまさに塚口。なんだよこのハイクオリティなキリンは。
などと少なからず困惑しながら本編を見に行ったんですが……。
いやーわたくし人形使いも今までいろんな映画を見て感想を書いてきましたが、本作は久しぶりに来たひっじょーーーーに感想を書くのが難しいタイプの作品でした。
前述の通り前情報はほぼゼロで2連続で見たわけですが、うーーーーーんとても困る。感じたことはもちろん色々あるんですがなんとも言語化しにくい。
まず率直に言ってしまうと、ここまでトンでるとは思わなかった。
いきなりデコトラ対決が始まったときは笑っていいのかいけないのかどうすりゃいいんだこれはとポルナレフ状態でした。
なんというか、突拍子もない展開が当たり前のように出てきてこっちが困惑してる間にエンドロールが始まってしまった感じです。
いわゆる「考えるな感じろ」系の作品ではあるんですが、なんかもうそれも通り越してシュールレアリスムの世界にイッてるじゃなかろうかこの作品。
正統派アイドルアニメみたいなガワから繰り出される百鬼夜行のオンパレードで、そのギャップでわたくしめまいがしてきました。
いや、基本骨子はライバルとの葛藤あり、子供の頃の約束あり、成長と卒業ありと正統派アイドルアニメなんですよね。
全編まるまるトンデモ展開というわけでは決してなく、作中にはキャラクターが立脚している現実はちゃんとあります。
事実、主人公である華恋をはじめとする9人の少女たちはそれぞれ自らの進路を選び取り、それぞれの道に進んでいきます。
しかしながらその現実と彼女たちにとっての「もう一つの現実」とも言える「舞台」がシームレスに繋がって展開されているので、なんというか見ててこれパンズ・ラビリンスとかテリー・ギリアム作品の仲間だよなこれ……と思ってました。
心象風景などを超現実的な世界として描写する手法は当然ありますが、それにしたって本作はあまりにも現実と地続きとして描かれているのがインパクトがありました。
しかし、そう思えるのは客席から見ているこちら側の視点と感想であり、文字通り「舞台」を舞台として鮮烈に生きている彼女たちにとっては、こうした超現実的描写もまたあくまで現実、あるいは「拡張・誇張された現実」であるということなんじゃないでしょうかね。
というかそもそも本作そのものというか本作の総体こそが「舞台」なのか?
さらに考えると、「この作品を劇場で見る」というシチュエーションにおいては、必然的に「舞台」と「観客」という枠組みが設定されるわけで、本作はその枠組みそれ自体を作品のギミックとして使用しているのではあるまいか……イヤイヤ……(ドグラ・マグラ)
そういう風に考えると、本作はなんというか「舞台(スクリーン)と客席がある映画館という環境で見ることを前提としている、映画館というシチュエーション(設備やロケーションではなく)で最大の威力を発揮する作品」というものである気がします。
各キャラクターの関係性や競争、そしてその決着は前述の通り超現実的な描写でもって展開されていくわけですが、そうした描写も一貫して「舞台の上で演じられている」という姿勢をとっています。そうした意味でも本作は映画館というシチュエーションで最大の威力を発揮する作品だと思いますし、きらびやかに鮮烈に残酷に苛烈に舞台の上を舞う9人の少女たちは、言ってしまえば人間である前に歌劇少女という舞台の一部であり、だからこそどれだけ荒唐無稽な展開や描写があったとしても一貫して彼女らがいる場所は「舞台」であるということなんじゃないでしょうかね。
また、本作で特異だなと思ったのはやはりあの例のキリンです。
いったいどんなシチュエーションで、どんなキャラクターとして登場するのかと思っていたんですが、あのキリンは明らかに「観客という概念」として描写されてますよね。いちキャラクターとしての観客ではなく、観客という概念。さらに言うなら観客席から見た観客ではなく舞台から見た観客。なんでキリンの姿をしてるのかはよくわかりませんが、適者生存のメタファーなのかな……。
また言及しておきたいのが、作中で繰り返し繰り返し登場する「駅」と「電車」。
ブラックジャックの暫定的最終回である「人生という名のSL」を思い出しました。あともちろんエヴァ。
人生のメタファーはそれこそさまざまですが、一度乗ったら自分の意志では止めることができない、自分の意思とは関係なしに終点がある、しかしどの駅で降りるかは自分で決められるという点で駅と電車というのは本作のテーマの一つであろう「卒業とその先」を描くうえでピッタリのモチーフだったと思います。
あとはあのT字。最初はなにかと思ってましたが、ステージ上の立ち位置を決めるいわゆるバミりなんですね。
そして本作ではスタートライン、センターポジション、作中では「ポジションゼロ」と呼称されているT字のサインは、駅や電車と同じくらい要所要所で登場します。
特にラストシーン、真っ二つに折れた東京タワーから大量のT字が吹き出てくるシーン、あれはどれだけ舞台で演じても演じても無数にスタートラインは存在する=演じるべき舞台は存在し続けるってことなんでしょうかね。
実際本作のラストシーンもまたオーディションというスタートラインで幕を閉じてますし。
……とまあこんな感じで思いつくまま考察を書いてきましたがいかがでしたでしょうか。先日見た「映画大好きポンポさん」とセットで考えるとまたいろいろ考察できそうです。
次、去年に引き続き雨天決行の花火大会である「花火サラウンド 塚口流で愉しむ日本屈指の花火大会」。
映像自体は去年と同じだったかな?
天気が崩れてたのと平日だったということで観客の入りは控えめでしたが、それでもやはりこの状況下、この天気でラムネ飲みながら花火を楽しめる場所があるというのは素晴らしい。
花火はもちろんその美しさを楽しむものではありますが、やはり塚口なら音を楽しまねば。
もうしばらく花火大会には行ってませんが、スピーカーから直接響く爆発音は、花火大会の花火とはまた違った味わいを楽しめました。
また今回、機材トラブルで映像が止まってしまうというアクシデントもありましたが、上映終了の際には客席から拍手が起こるあたりとっても塚口。
これからもだいぶクレイジーなラインナップが続いててもう仕事なんかしてる場合じゃありません。
さしあたってキンザザは絶対見に行きます。
2日間とは言え開催のアナウンスがあったので喜んでた冬コミですが、なんか連日東京の感染者数がとんでもないことになってて早くも開催が怪しい雰囲気に。
というか関西方面も大阪はもちろんのこと兵庫の方もじわじわ感染者数が増えてきて、いよいよシャレにならない事態になってきました。
この分だと10月の紅楼夢もかなり怪しいのでは……というか各種イベントの開催自体が相当苦しくなりそう。
一体いつになったらコロナ禍が収まることやら……。
幸いにしてわたくし人形使いは引きこもり耐性は非常に高いので外出自粛自体はそれほど苦ではないんですが、イベントやら映画館やらが中止・閉館続きになるのは本当に困ります。
とは言え、自分にできることと言ったらちびちび同人活動を続けることだけなので、いずれ訪れるイベント再開の日に備えて牙を研いでおくことにしましょう。