A Day in The Life

主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

「ドレイナス」実績コンプリート!

2023-02-21 23:15:21 | STG
 天までとどけ積みゲーの山。
 というわけで日夜積みゲーをプレイしております人形使いです。
 今回実績をコンプしたのは「ドレイナス」。
 特に高難度な実績はなかったので実績コンプ自体の難易度は特に高くはありません。
 STGとしての難易度も、難易度選択があるのに加えゲームシステム側でもかなり救済措置が多く設定されているので、「STGの楽しみを知りたい」「STG始めたいけどハードルが高い」と感じている人にとっては非常におすすめの作品となっています。
 特徴的なゲームシステムとしては、敵弾を吸収してホーミングレーザーを撃ち返す「リフレクター」、敵を倒してクリスタルを集め、それを消費することでゲーム中任意のタイミングで自機のパワーアップ&武装交換ができるパワーアップシステムがあります。
 こういう敵弾を吸収・反射するシステムを採用しているSTGの中には、しばしば吸収・反射できる弾とできない弾の区別がつきにくいことがあるものですが、本作では青色の攻撃は吸収可能、赤色の攻撃は吸収不可能というのがはっきりわかるようになっているので、そこに起因するストレスはありません。
 さらに武装だけでなくバリアゲージやボムゲージなどをパワーアップによって増やすこともできるので、かなり強引に進めることができます。
 また、個人的に地味ながらも非常に気の利いたオプション項目だと思ったのが、横シューにありがちな「地形に対する接触判定」についても設定できる点。これがあるだけでも地形アリの横シューをプレイするハードルが大きく下がると思います。
 そして本作を語る上で外せないのが芸達者かつさまざまなSTGのオマージュを詰め込んだボスたち。1面からいきなり多段変形するボスがでてくるなど大盤振る舞い。ほとんどギャグになってる5ボス戦は必見だ!
 また本作の魅力としては、精緻なドット絵で描かれた個性豊かなステージも挙げられます。特に1面の砂漠はつかみとしては完璧でしょう。
 概して初心者が遊びやすいように、STGとしての魅力を楽しめるようにという設計がなされているSTGという印象です。
 反面、それらのシステムが裏目に出てしまっているポイントも多少あります。
 本作では被弾すると装備が失われていき、すべての装備を失った状態で被弾すると1ミスという仕様になっています。なのでミスに至るまでの過程がかなり長くなっているんですが、この仕様がかえってミスに対する緊張感をそいでしまっているようにも感じられました。パワーアップアイテムを取得すれば装備も元通りになっていくので、全体的にプレイが間延びしがちなんですよね。
 また、パワーアップアイテムがあまり出現しないボス戦で連続して被弾してノーマルショットのみしか使えなくなった状態だと、貧弱なショットで延々ボス戦を続けるという展開を強いられるのもマイナス。特に弱点部分がショットが届きにくいところにあるボス戦だと、こちらからの攻撃が届かない状態でダラダラボス戦を続けさせられるというシチュエーションが発生しやすい。ただでさえ本作では敵が全体的に硬めなので、ボス戦の間延びはもったいないと感じました。
 そうしたギャップを埋めるために自機の基本装備となっているリフレクターシステムを使えってことになるんでしょうけど、そもそも前述の通り敵が全体的に硬いせいで、このリフレクターシステムも実質的にあんまり「強力な攻撃」としては機能してないのが残念なところ。もう少し使用に制限を設けて攻撃力を高くしとけばよかったのでは、と思いました。
 遊びやすくはあるしアイデアも秀逸なんですが、STGとして見ると全体的に大味な部分が目立つのがちょっと残念な感じ、といったところでしょうか。
 ただし、「2周目の存在とその難易度にストーリー上での意味を持たせている」という点は非常に良かったと思います。
コメント
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