毎年毎年遅れまくりでしたが、今年は間に合わせました!
というわけで「探偵はもういない」完成!
本作はいつも同人誌の表紙を描いてくれている頼りになるリアル後輩であるさがらくだ後輩へのお誕生日プレゼントとして書いたものです。
今回も前回と同じく三題噺で「絶海の孤島」「密室殺人」「探偵不在」という3つのキーワードをもらって書きました。
普通に考えたらこのキーワードからは正統派ミステリが出てきそうなものですが、わたくしもうハナっからまともなミステリを書く気なんてなかったので全力を振り絞って変化球に逃げました。これが大人のやり方です。
だいたいミステリのトリックなんて考えつくような知識はないし、最終的に犯人はオランウータンにすればいいやとかパーフェクト投げやりな考えでいましたが、それが功を奏したような気がしないでもない。
思うんですが、作品をさっさと書いたほうがいい最も大きな理由は、書き始めた瞬間から後ろから「このアイデアは実は面白くないんじゃないか」という疑念が追いかけてくるからなんじゃなかろうかと思います。
実際、前回の作品はそれが原因でこねくり回してるうちに1年経ってしまったしなあ。
このように、作品をひとつ書けばひとつ学びが得られるので、作品を書くハードルは適度に下げてほいほい軽率に書いていこうと思います。