Twitterのトレンドに大御所の声優さんや俳優さんなどの名前が上がっていると一瞬ヒヤッとすることが多くなってきましたが、今回は「まさか」という気持ちと「ああ、とうとう……」という気持ちが半々でした。
水木一郎さんが亡くなってしまった……。
肺がんで闘病中であることや直近でのイベントには車いすで参加していたこと、そしてもう70歳を越えるお年ということで、そう遠くはない未来にこの知らせが来るとは思ってはいましたが、やはり実際にそうなると……。
わたくし人形使いもオタクの端くれとして、水木さんの歌には当然人生の各所で触れてきました。「アニソンの帝王」という二つ名の通り、そのエネルギッシュな歌唱力に魅了された人は日本中にいるでしょう。まさに「アニソン」というジャンルを一大カテゴリに進化させ、昭和、平成、そして令和まで牽引してきた立役者です。まさにアニソンという世界を支える大黒柱。
当然、自分が長く生きていればいるほど多くの人の訃報に触れることになるわけですが、心のどこかではやはり「この人はいつまでもこのままでいてくれる」と思ってしまう部分もあります。特に水木の兄貴のようなエネルギーに満ち溢れている人ならなおさらですよ。
こないだ小林清志さんの訃報があったばかりなのに、続けてアニキの訃報までが……。なんというか、自分の知っている時代がだんだん過去のものになっていく実感を、否応なく感じさせられます。
いちオタクとして、いちファンとして、そしてあなたの歌を聞いて育ったかつてのちびっことして、今まで本当にありがとうございました。