誤字ではありません。あの5時間、わたくしは確かに涅槃におりました。
さてそれではなんとか語彙力も回復したので当日の感想を書いてみまバーフバリ。
2月3日、謁見の日。
時間に余裕を持って行動するのは社会人の嗜みということで、わたくし2時間前には到着しておくべく自宅を出発。
到着したサンサン劇場は嵐の前の静けさ。
チケットを発券して地下の待合室に行くと、そこはすでになんかもうフツーじゃない空気が。
モニタでは王を称える歌が延々ループしてるし壁には歌詞が貼ってあるし。
↑こんな感じ。
人はまだまばらでしたが、わたくし結局クラッカーの準備ができていなかったので黙々とクラッカーのヒモを外す作業に没頭します。
前回のバトルシップマサラ上映で、ヒモを外すアクションがあるとリロードに時間がかかるという反省点を活かしての準備です。
用意したクラッカーは150発。
さすがに多すぎたかとも思いましたが、そんなんいらん心配だったと思い知るのはまだ後。
そうしているうちに少しずつ人が集まってく来ました、というか待合室が徐々にインドと化してきました。
大量の紙吹雪作ってる人はいるわなんか机にマシュマヒティ王国の旗が並んでるわサリー来てる人がいるわなので、だんだんと認識が歪んでいくのがわかります。
ここは……ここは日本ではない……インド……否……ここはマシュマヒティ王国……。
その思い込みをより完全なものにするために、地下2階へ。
ナンカレーセットとアイスチャイをキメます。
なんか後ろの方から「カレーは飲み物」とか聞こえてきてもうすでにだいぶヤバいことになってます。
他のお客さんともお話しましたが、バーフバリを見るのもマサラ上映も初めてとの方がけっこういて、「だ、大丈夫? 初マサラがこれとか死なない? 召されない?」などと心配になってきました。
いやなんせこの映画、もはやそれを正確に言い表す言葉を人類が持たないレベルのとんでもない作品であり、なおかつマサラ上映の盛り上がりたるや本編開始を待たずに映画泥棒の時点で一気に最高潮になってそこから下がらないという改造車みたいなテンションなので、わたくし内心「あーこれ死人が出るわ……」とか思ってました。
とか思ってたらほかの方からこんなものをいただきました。
今日がはじめてのお客さんには当然なんのことやらわからない様子でしたが、渡してくれた方と目を合わせてニヤリ。
いやーでもアレを今回初めて見ることができるってのも羨ましいですね。
そんなこんなでいよいよ入場開始。
なんか劇場内の空気がもう明らかに外界とは違ってて笑えてきます。
もうすでにそこらじゅうからタンバリンの音が聞こえてきてる。
あと他の映画を見に来たパンピー(非マヒシュマティ王国民)のみなさんが怪訝な顔でこっち見てましたがそんなんもうどうでもいい。
ちなみに比較用に撮影しておいた自分の足元がこれです。
これが一体どんなことになるのか。
それでは上映……否! 王への謁見開始です!
次回に続く!