A Day in The Life

主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

同人はじめて物語・質疑応答編その2。

2012-02-02 23:47:27 | それさえも平穏な日々

引き続き行きます同人はじめて物語質疑応答編。

・オリジって売れんの?
オリジナル小説ってことであれば、私見ですが売れないでしょう。
オリジナルでしかも小説っていうのはなかなか売れない組み合わせだと思います。
ここで言うところの「売れる」っていうのは「作品を見てもらえる」ってことだと思いますが、それを承知で言わせてもらうと、売ることが同人活動の本義ではない僕は思っています。
目的が「本を売ること」というのは商業の方の話です。
そもそも同人イベントは非営利のものですしね。
では同人活動の本義とは何かと問われたら、僕は「自分の作りたい作品を作ること」だと思います。
もちろんより多くの人に手にとってもらうために努力や工夫は必要ですし、誰にも読まれない作品に意味はありません。
しかし、同人活動の意義の半分もしくはそれ以上は、確実に「自分の作りたい本を作ること」です。
「売りたいから本を作る」「売れる本を作る」というのは少なくとも同人活動というくくりの中では違う、というか本末転倒な考えだと思うのです。
だって同人活動って言うのは、こういう作品を作りたいという欲求が引き起こすものでしょう?
「こういう本が売れるから、こういうのを作ろう」というのはあくまで商業の考え方であって、同人活動の場にはそぐわない考え方だと僕は思います。
同人活動の中でも、売ることを目的として売れ筋のジャンルを点々とするいわゆるジャンルゴロというのがありますが、そういう集団がどういう目で見られているかは今更ここで語るまでもないことでしょう。
また、「同人誌を作ってみたいけど売れそうもない」という理由で同人活動をためらうのなら、上記の同様の理由でもたいないと思うんですよ。
そもそもいきなり売れるわけないんです。
当サークルで1回のイベントではける量なんてたかが知れてます。10冊もはけません。
しかし、もっと多くの人に手にとってもらえるように努力したいとは思っても、量がはけないことはあまり気にはしてません。
そもそもうちみたいなぽっと出のサークルの小説なんて、どこの物好きが好き好んで読むんだよって話ですよ。ニッチジャンルなのは折込済みです。
まあその物好きの皆さんのおかげで僕は小説を書いてられるんですが。超感謝。
なんだかスゲー長くなりましたが、言いたいのは要するに、「売れる売れないは気にするな! 書きたいものを書けばいいじゃない!」ということです、ハイ。

……とまあずいぶん長いこと書いてきましたが、おかげで同人活動に対する自分のスタンスを再確認できた感じです。
フミツキさん、ありがとうございました。
ほかに何かありましたら、どうぞお気軽にCQCで「吐け! 吐くんだ!」とか言ってください。
それでは明日からはまた冬コミ戦利品レビューを再開します。

 

コメント
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