A Day in The Life

主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

犬と戦争と飯。

2010-01-30 19:55:45 | 小説の書き方
というわけで「戦場のリアル」読了。
いやー濃い本だった。
戦争ってものをいろんな側面から考えることが出来たと思う。
ずっと前に小松左京の「日本沈没」を読んだときにも書いたことだけど、戦争にしろ災害にしろ、かならず政治的な影響があるんだよな。
そして戦争……というか兵器運用に関してのディティール、言い換えれば説得力っていうものも意識するようになった。
めでたくダウンロード販売が始まった09年夏コミに出した本「TFV-Full Metal Fairy Tale-」はその辺が足りなかったかなーと今にして思う。
決してミリタリー色を強く前面に打ち出した作品ではなかったけれど、考証はおろか推論のレベルでさえも不十分だったと後悔。
つまり言葉だけ軍事用語をちりばめた「それっぽく見せる」レベルを脱していなかった。
そして、特に数字。
数字っていうのは至極具体的なものだから、実は使うのがすごく怖い。適当こいてるのが
すーぐ分かってしまうから。
戦闘時間にしろ砲撃範囲にしろ、そこが作品のメインではないにせよもすこし考えるべきだった。
さて次は、「押井守全仕事集リミックス」だ。
コメント
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