おてんきぷらぷら

ホームタウンは三鷹。気ままな旅・街散策にFC東京。

Hyde Park Barracks 〔世界遺産〕

2018年07月22日 | travel abroad
7月13日~17日、ウィークエンド海外は、シドニー街歩き(2泊5日)のひとり旅へ。
シティレール"セント・ジェームス駅"最寄りの“オーストラリアの流刑囚遺跡群”のひとつとして世界遺産に登録されている『ハイド・パーク・バラックス博物館』を見学しました。『ハイド・パーク・バラックス』は、1817年から1819年にかけて、政府が指定した男囚のための安全な夜間寄宿施設として建造された、ジョージ王朝洋式の建物です。平均600人の男たちが12の部屋に分かれてハンモックの中で寝泊まりしていました。受刑者たちはシドニーの様々な労役場所に連れていかれ、夜になると寝るために戻ってきます。1840年に囚人の輸送が廃止された後、1848年には囚人たちはコカトゥー島へ移されました。1848年から1886年まで、『ハイド・パーク・バラックス』は、独身女性のための移民滞在所となります。囚人用のハンモックに変わり、ベッドが設置されます。1887年から1979年の間は、全ての寄宿施設と敷地内の建物を裁判所とその他の法務関連施設として使われます。現在は、バラックスに居住した者たちの生活体験を学べる様々な展示を通じて、この遺跡の歴史を記した博物館となっています。街中にャcンと立つ世界遺産ですが、オーストラリアとりわけシドニーの街の成り立ちを理解するに欠くことはできない歴史的建造物です。