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台北 中華文明秘宝殿〔國立故宮博物院〕

2014年11月06日 | travel abroad
11月1日~3日、なんとなく台湾、台北の街あるきに一人旅へと出かけました。
台北に来て外すことができないと考えていた『国立故宮博物院』。
今年、日本で初めて東京・福岡で開催された『国立故宮博物院展』は
行きたいと思いながら機会に恵まれず、ご当地でレベンジです。
ご存知のとおり世界四大博物館のひとつである『国立故宮博物院』。

以下、現地購入の公式ガイドブックの「推薦序」より抜粋。
国立故宮博物院のコレクションは、宋、元、明、清四朝の旧蔵品と宮廷製作文物の集大成です。宮廷ならではの趣を持つ文物を中心とするコレクションは精美を極め、各時代を代表する最も優れた美術品でもあり、「中華文化の宝庫」と讃えられます。故宮のコレクションは「書画・器物・図書文献」の三種に大別され、清宮廷旧蔵品のほか、中央博物院所蔵品、政府機関からの移譲、寄贈及び購入作品などが含まれており、総数は69万4千点を超えます。書法や絵画、磁器、玉器、彫刻、青銅器、宗教文物、善宮小籍などの多くは中華文物の至宝と言え、世に二つと無く、他の類を見ない国宝級の文化遺産も少なくありません。故宮のすばらしいコレクションは、長い歳月を重ねてきた今も、21世紀を生きる現代人の心を揺さぶることができると信じています。


【国立故宮博物院】(グオリーグゴンボーウーユアン)
  metro MRT淡水線 士林駅から bus バス10分

中国からの団体客も多く人気展示のある展示室はごったがい状態。列に整斉と並ぶ文化は日本のものなのでしょうか。ただし、展示室への入室制限があるので待つことを苦にしなければ、ゆっくり納得いくまで展示品を鑑賞できるのはさすが国立故宮博物院です。半日かけ、ゆっくりと歴代皇帝の至宝を堪能することができ大満足。




















 【翠玉白菜】清
  天然の半翆半白の硬玉の色を巧みに利用した白菜
  清朝、光緒帝妃である瑾妃の嫁入り道具
  白菜は清廉潔白の証、キリギリスとイナゴは子孫繁栄の象徴 
  長さ18.7cm 幅9.1cm 厚さ5.07cm









 【肉形石】清
  中華料理版の「豚の角煮」にそっくりの天然石の巧彫
  長年の年月を経て形成された3層の石を生かし彩色加工した傑作
  天然石に毛穴の一つ一つを細工し、肉のように染め上げたもの
  高さ5.73cm 幅6.6cm 厚さ5.3cm









 【毛公鼎】西周晩期
  鼎は古代の鍋 三脚で立ち底を下から火で温めた
  この毛公鼎は西周時代晩期の典型的な青銅器
  内部には500字にも及ぶ長文の銘文が記される
  銘文は西周の宣王の叔父、毛公を称えた内容
  鼎こそが古代中国において帝王権力の象徴
  口径47cm







 【汝窯 蓮花式温碗】北宋
  十枚の花弁が重なる蓮の花形の温酒器
  高さ10.4cm 口径16.2cm 高台経8.1cm 深さ7.6cm 重さ465g
  




 【定窯 白磁嬰児 枕」】北宋
  磁器製枕
  高さ18.8cm 底経31cm×13.2cm