日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

鳩山新内閣誕生!

2009年09月17日 | Weblog

8月30日の衆議院総選挙で民主党が歴史的大勝してから約2週間、特別国会が16日に招集されました。午後に行われた本会議での首相指名選挙で、鳩山由紀夫氏が衆参両院で指名され、第93代の内閣総理大臣に選出。政権交代が実現した歴史的な一日を迎え、国会議事堂は朝から賑わっていました。


午前8時、議事堂の正門の扉が開いた瞬間、民主党の新人議員達が一礼して登院。議事堂前に一番乗りを果たしたのは、小選挙区で福田康夫氏に惜敗するも比例で復活当選を果たした三宅雪子さんで、正門前に到着したのは午前3時前だったそうです。その三宅氏は「初仕事にわくわくしている」と議員の仕事を楽しみにしておりました。その後も続々と新人議員が登院し、薬害肝炎の問題で議事堂に何度も来ていた福田衣里子氏は、「正面から入るのは初めて。身が引き締まる。社会福祉や医療の問題に取り組みたい。1人でも多くの命を救いたい」と抱負を語りました。「風俗ライター」や「映画でヌード」と波紋を呼んだ田中美絵子氏は、報道陣に対し「お騒がせしたことをおわびしたい」と謝罪していました。
神奈川11区でライバルだった小泉進次郎氏と横粂勝仁氏も議員デビュー。横粂氏は小泉氏より先に到着し、「総理大臣になるための第一歩」と大胆にも総理を目指す事を誓ってました。でも、登院ボードで自分の名前が見当たらず戸惑っていたようで…。前途多難だ…。一方、小選挙区で当選を果たした小泉氏も「総理になってほしいと思われる議員になりたい」と宣言。数少ない自民の新人議員という事で「自民新人は5人だが、民主新人の143人分の活躍をし、小泉改革を継続させながら党を再建したい」と父・純一郎の改革路線を継承(世襲)する決意を述べました。

当選した議員たちが議事堂入りする中、麻生太郎内閣の最後の閣議が行われ、正式に総辞職を決定。閣議後の記者会見で「短い期間だったが日本のために全力を尽くした。残念ながら道半ばで退任することになった」と麻生政権の1年を振り返った。麻生内閣は発足から358日間、安倍内閣より8日、福田内閣より7日も短い歴代7番目の短命政権となりました。

そして午後2時、衆議院の本会議がスタート。まずは衆議院議長と副議長を決め、議長には民主の横路孝弘氏、副議長には自民の衛藤征士郎氏が選ばれました。横路新議長は1983年から95年の3期12年間北海道知事を務め、1996年に国政復帰し、2005年から解散まで衆議院副議長を担当していました。副議長の衛藤氏は村山内閣時代に防衛庁長官を歴任、2008年には予算委員長を務めました。
注目の首相指名選挙、衆議院では鳩山氏が327票を獲得、自民・若林正俊氏の119票を大きく上回り、鳩山氏を首相として指名。同じ時間帯で行われた参議院本会議の指名選挙でも鳩山氏が過半数を獲得。両院で過半数を得たため、鳩山新首相が誕生しました。

夕方、鳩山新内閣の顔ぶれが発表されました。
内閣総理大臣         鳩山由紀夫
副総理・国家戦略担当大臣  管直人(鳩山さんの盟友)
内閣官房長官         平野博文
総務大臣            原口一博
法務大臣            千葉景子(参議院)
外務大臣            岡田克也(民主党前幹事長)
財務大臣            藤井裕久(内閣最年長・77歳)
文部科学大臣         川端達夫
厚生労働大臣         長妻 昭(ミスター年金 最年少の49歳)
農林水産大臣         赤松広隆
経済産業大臣         直嶋正行(参議院)
国土交通大臣         前原誠司(党代表経験者)
環境大臣            小沢鋭仁
防衛大臣            北澤俊美(参議院)
金融・郵政改革担当大臣   亀井静香(国民新党)
消費者・食品安全・少子化対策
男女共同参画         福島みずほ(社民党・参議院)
行政刷新・公務員制度改革担当  仙谷由人

鳩山内閣は、民主党代表経験者が4人(首相含む)、参議院からは4人が選出されました。国民新党の亀井氏、社民の福島氏の両代表も入閣。長妻さんや原口さんのようなテレビでもおなじみの議員がいるのに対し、あまり知らない議員も半分ぐらいはいると思います。安倍・福田のように投げ出さず、内閣一丸となって長期政権を築き上げてほしい。
新内閣には八ッ場ダムの建設中止、高速道路の無料化、日米同盟など様々な課題が待ち構えています。9月23日にはオバマ大統領との日米首脳会談、24日にはピッツバーグでの金融サミットが控えています。鳩山首相の外交は上手くいくのか?

一方、野党に転落した自民党は、28日に自民党総裁選挙を実施。これまでに舛添要一氏の不出馬、谷垣禎一氏の出馬が明らかになっていますが、この日は石破茂氏が総裁選出馬を見送り、谷垣氏の支持に回る事に。若手・中堅組からは、西村康稔氏が出馬表明。河野太郎氏は態度不明ですが、出馬しそうな予感。今度の新総裁は、ベテランではなく若手か中堅に任せた方がいいと思います。自民党を変えるには世代交代しかないので。



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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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期待できますね (トム)
2009-09-18 09:46:44
愚民化教育を行い、国民を騙し盗んだ「自民党・官僚政治」の解体、実に痛快です。
新政権は、国民全員で応援し、支援してゆきましょう。
「『おバカ教育』の構造」(阿吽正望著 日新報道社)を読むと、前政府の無能と誤りが明瞭に分かります。まさに、目からうろこの本です。国民全員が読むべきです。
若者の学力を低下させ、不登校やニートにし、国家を衰退させた自民党・官僚政治の傲慢と愚かさは、許しがたいものです。
返信する
トムさん (魔胃蹴)
2009-10-15 23:31:09
新政権が発足して1か月が経ちましたが、八ッ場ダムの中止問題、羽田空港ハブ化などいろんな問題が出てきてますね…。
鳩山改革が上手く行ければいいんですけど。
返信する

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