日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

グランアレグリア2階級制覇!ディープ産駒はスプリントGⅠ初勝利!

2020年10月04日 | Weblog

2020年秋のGⅠシリーズの開幕戦・第54回スプリンターズステークス(GⅠ・芝1200m 16頭立て)が4日、中山競馬場で行われました。春の高松宮記念で優勝した②モズスーパーフレア、安田記念でアーモンドアイを破った⑩グランアレグリア、昨年の高松宮記念覇者⑦ミスターメロディのGⅠウィナー3頭に加え、セントウルステークス優勝③ダノンスマッシュ、サマースプリントシリーズチャンピオン⑬レッドアンシェル、函館SS覇者⑨ダイアトニック、キーンランドカップ優勝⑥エイティーンガール、CBC賞で波乱を起こした⑮ラブカンプー、春の汚名返上を狙う⑮クリノガウディー、メンバー唯一の3歳⑫ビアンフェなどが参戦しました。



直前の単勝の人気は、1番人気がグランアレグリア(2.2倍)、2番人気モズスーパーフレア(3.9倍)、3番人気ダノンスマッシュ(5.1倍)。以下、レッドアンシェル、ダイアトニック、⑥ライトオンキュー、ミスターメロディ、エイティーンガールと続きました。


スタート前、ビアンフェがゲートに入らず、スタート時間が5分以上も遅れる。ビアンフェが入った後、他の馬達が順調にゲートイン。注目のスタートで、ラブカンプーが好ダッシュを決めた一方、グランアレグリアとダノンスマッシュが後手を踏む。先行争いでモズスーパーフレアが注文通り先手を奪うが、ビアンフェも負けじと応戦。ラブカンプーが3番手につけ、4番手にダノンスマッシュ、5,6番手の位置にライトオンキューと⑤メイショウグロッケが並ぶ。中団グループにはミスターメロディ,①ダイメイプリンセス,ダイアトニック,④キングハートの4頭が固まっている。⑧ダイメイフジとレッドアンシェルが11,12番手で並走し、13番手クリノガウディー、14番手エイティーンガール、15番手グランアレグリア、最後方に⑯アウィルアウェイが追走する。
3,4コーナー中間を過ぎ、モズフレとビアンフェの2頭が軽快に飛ばし、ミスメロが3番手に上がり、ダノスマは外側4番手、ライトオンは外側6番手。アンシェルとトニックは中団、ガウディーとグラアレはまだ後方の位置で4コーナーを回る。
最後の直線コースに差し掛かり、モズスーパーフレアが単独先頭、ミスターメロディが2番手、馬場の真ん中からダノンスマッシュが3番手に上がる。レッドアンシェルとクリノガウディー、グランアレグリアは大外に持ち出した。残り200mを切って、ミスメロがモズフレに並びかけ、ダノスマも接近するが、残り100mでグラアレが大外からミスメロ・モズフレ・ダノスマをまとめて抜き去って1着ゴール!グランアレグリア、マイルに続いての2階級制覇達成!



【スプリンターズステークス 全着順】
1着⑩グランアレグリア  1分08秒3
2着③ダノンスマッシュ   2馬身
3着⑯アウィルアウェイ   1/2馬身
4着⑦ミスターメロディ   1/2馬身
5着⑮クリノガウディー   1馬身
6着⑬レッドアンシェル
7着⑤メイショウグロッケ
8着①ダイメイプリンセス
9着⑥ライトオンキュー
10着②モズスーパーフレア
11着⑭エイティーンガール
12着④キングハート
13着⑨ダイアトニック
14着⑧ダイメイフジ
15着⑪ラブカンプー
16着⑫ビアンフェ

【払戻金】
単勝 ⑩ 220円
複勝 ⑩ 140円  ③ 180円  ⑯ 680円
枠連 2⃣-5⃣ 570円
馬連 ③-⑩ 530円
馬単 ⑩-③ 790円
ワイド ③-⑩ 310円  ③-⑯ 3,150円  ⑩-⑯ 2,120円
3連複 ③-⑩-⑯ 10,430円
3連単 ⑩-③-⑯ 22,540円


秋のスプリント王者決定戦は、単勝1番人気のグランアレグリアが、爆発的な末脚で差し切って優勝しました。2着のダノンスマッシュも勝てるチャンスはあったけれど、勝った相手が強すぎましたねぇ。3着のアウィルアウェイは、単勝で10番人気の伏兵。最後方追走から直線で一気に追い上げました。
春秋連覇を狙ったモズスーパーフレアは、積極果敢に先行しましたが、ゴール前で失速して10着。荒れた内側の馬場に苦しんだし、ビアンフェにマークされた影響もあったと思う。昨年はあと一歩で優勝を逃し、高松宮記念では2位入線から繰り上がりで優勝、今度こそ1着でゴールインしたかっただけに、悔しい結果に終わりました。
ゲート入りに時間を要したビアンフェは、最下位の16着。レース後には1か月間の出走停止、期間明けに発走調教再審査を実施するとのことです。藤岡佑介騎手も「発走を遅らせてしまい申し訳ない」と謝罪しました。

勝ったグランアレグリアは、安田記念に続いての連勝で、GⅠ3勝目をマーク。マイルとスプリントの2階級制覇はロードカナロア以来の快挙で、牝馬ではニシノフラワー、ダイイチルビー、ストレイトガールに次いで4頭目です(グレード制以降)。また、ディープインパクト産駒は芝のスプリントGⅠ初勝利であります。
鞍上のクリストフ・ルメール騎手は、昨年のタワーオブロンドンに続いての同レース連覇を果たし、今年のGⅠ4勝目。前日にはカフェファラオとのコンビでシリウスステークスを勝ち、2日連続での重賞制覇。おまけに外国人騎手としては初のJRA重賞100勝目を達成しております。
本当にグランアレグリアの強さが際立ったレースでした。スタートで出遅れて後方2番手からの競馬でしたが、最後の直線でエンジン全開。馬場の良い大外から14頭を一気にごぼう抜きしてしまいました。他の馬に比べて脚力が違ったもん・・・。最優秀短距離馬は確実だけど、次のマイルチャンピオンシップの結果次第では「最優秀4歳以上牝馬」の可能性もありそうです。


新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、3月から無観客での開催が続いていましたが、来週の東京&京都開催からは、指定席を購入した人に限り、観客の入場が再開されます。コントレイル&デアリングタクトの無敗三冠制覇の瞬間が見られるかもしれません。
11日は東京競馬場で毎日王冠、京都競馬場で京都大賞典がが行われます。毎日王冠には2歳マイル王者・サリオスと、ダービー4着・サトノインプレッサ、府中巧者・ダイワキャグニー、コントラチェックなどが出走予定。京都大賞典は、菊花賞馬・キセキ、4連勝中のキングオブコージ、香港GⅠ馬・ローリーヴェイズ、ダンビュライト、カセドラルベルなどが登録しております。





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