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暑すぎてつらい。

有馬記念前日の注目レース!中山大障害&阪神カップ!

2019年12月22日 | Weblog

有馬記念を前日に控えた21日は、東西で注目の重賞レースが2つありました。中山競馬場で暮れの最強ジャンパー決定戦・中山大障害、阪神競馬場では1400m重賞・阪神カップが行われました。



第142回中山大障害(JGⅠ・芝4100m 15頭立て)は、中山グランドジャンプ2着⑮シンギングダンサー、障害重賞2連勝中の⑦シングンマイケル、小倉サマージャンプ優勝⑫メイショウダッサイ、阪神ジャンプステークス覇者⑬メドウラーク、京都ハイジャンプ優勝⑨ディライトフル、イルミネーションジャンプステークス2着②ヨカグラ、⑩ルペールノエル、⑤ブライトクォーツらが参戦しました。
スタートで④スリーコーズラインが出遅れ。最初の5号生垣障害をディライトフルとシンギングダンサーが同時に飛越すると、後続の各馬も続々と飛び越える。1周目の正面スタンド前で、ディライトフルが抜け出すと、シンギングダンサーが2番手につけ、3番手にメイショウダッサイ、ルペールノエルとメイショウダッサイが4,5番手で並ぶ。6番手にシングンマイケル、7番手⑥シゲルロウニンアジ、8番手⑭セガールフォンテン、9番手ブライトクォーツ、10番手⑧トラキアンコード。その後は③サウスオブボーダー、ヨカグラ、①トーヨーピース、⑪シュンクルーズ、スリーコードと続く。
2コーナーのバンケットから向正面→最初の大障害コースへと差し掛かり、最初の難所・大竹柵障害をディライトフルが先頭で飛越すると、残りの14頭も無事にクリアし、スタンドから拍手が沸き起こる。
逆回りコースのところで、ディラが先頭、シンダンが2番手、ラークが3番手に浮上。4番手ダッサイ、5番手マイケル、クォーツ6番手。7番手ルペール、ロウニンアジが8番手。9番手セガール、10番手トラキアン。後方はサウスオブボーダー、ヨカグラ、ピース、シュンクル、スリーコーズ。
2,3コーナー中間のバンケットを越え、2度目の大障害コース。先頭のディライトフルが大生垣障害をクリア。内に入ったシンギングダンサーは低い飛越だったが大丈夫。メドウラーク、シングンマイケルもOK。その他も続々と飛越し、大生垣も落馬はなし。
順回りに戻り、1,2コーナー中間の3号障害のところで先頭のディラと2番手集団との差が殆どなくなる。向正面の4号障害(竹柵)の手前で、ブライトクォーツがディライトフルを捕らえる。3コーナーのバンケットで、シングンマイケルが2番手に上がり、シンギングダンサーは最内3番手、メドウラーク4番手、ディラは5番手に下がった。バンケットを登り切って、最後の5号障害で、クォーツとマイケルが同時で飛越、さらにシンダンとラークも並んでジャンプ。
全ての障害を飛び終え、障害コース4コーナー手前で今度はマイケルが先頭。クォーツ2番手、シンダン3番手、ラーク4番手、さらにはメイショウダッサイ、ルペールノエルも追い上げて、最後の芝直線コースの攻防へ。残り200mを切ってクォーツが差を詰めるもマイケルが先頭を守る。シンダンは外に持ち出すも3番手争いが精一杯か。さらにはルペール、ダッサイもやってくる。しかし、シングンマイケルがそのまま先頭でゴール!金子光希騎手もガッツポーズで喜び爆発です。


障害界のレジェンド・オジュウチョウサン不在の中山大障害は、2番人気のシングンマイケルが優勝。竹柵障害の前で早めに仕掛けると、最終障害飛越後に先頭に躍り出て、そのまま押し切りました。2着のブライトクォーツは6番人気の伏兵。鞍上の熊沢重文騎手は昭和・平成・令和の3元号GⅠ制覇にあと一歩及びませんでした。3着争いはメイショウダッサイが制し、1番人気のシンギングダンサーは4着に終わり、石神深一騎手のJ・GⅠ8連勝ならず。3番人気のディライトフルは、スタートから先行を続けましたが、最後は10着でゴール。なお、今年は15頭全て完走しました。
シングンマイケルに騎乗した金子光希騎手はデビュー20年目でGⅠ初勝利。レース後のインタビューでは「来年はオジュウチョウサンに挑みたい」と意欲を見せていました。高市圭二調教師もJRAのGⅠ競走初制覇を果たしました。
平地ではまったく目が出ず、2017年末に障害に転向。今年6月の東京ジャンプステークスで重賞初制覇を果たすと、その次の東京ハイジャンプも制し、この中山大障害で重賞3連勝&GⅠ初制覇を果たしました。ことし障害2戦2勝のオジュウチョウサンを抑えて、マイケルが「最優秀障害馬」に選出される可能性もあるかもしれませんね。





第16回阪神カップ(GⅡ・芝1400m 18頭立て)は、今年の桜花賞馬⑤グランアレグリアが登場。2015年桜花賞馬で今回がラストランとなる②レッツゴードンキ、マイルCS4着①マイスタイル、フィリーズレビューを制した③ノーワン、アーリントンカップ優勝⑯イベリス、阪急杯優勝⑰スマートオーディン、⑩フィアーノロマーノ、⑧グァンチャーレ、⑫ロジクライ、2016年勝ち馬⑨シュウジなど重賞ウィナー多数参戦しました。
スタートでノーワンがダッシュつかず、スマートオーディンが後方から。先行争いで⑥メイショウショウブがハナに立ち、⑬グランドボヌールが2番手、グァンチャーレ3番手、⑭メイショウケイメイ4番手。5番手集団にはマイスタイル・⑦ショウナンライズ・グランアレグリア・シュウジ・⑪シヴァージの5頭が固まっている。中団グループにはレッツゴードンキ・イベリス・フィアーノロマーノの3頭が並んでいる。13,14番手のところにノーワンとロジクライ、15番手⑮ワンアフター、16番手⑱ストーミーシー、17番手④レインボーフラッグ、スマートオーディンがしんがり追走。
内回り3コーナーを通過し、グランボがショウブをかわして先頭、グァンチャーレ3番手、マイスタ5,6番手に控え、グラアレとフィアーノは中団待機。ラストランのドンキは12番手、イベリスとオーディンは大外に持ち出した。
4コーナーから直線コースに入り、メイショウショウブが先頭を奪い返すが、グランアレグリアが内から追い込んで、残り200mでグラアレが先頭に浮上。後続ではフィアーノロマーノとグァンチャーレが競り合い、レッツゴードンキがインを突いて上がってきている。グラアレは残り100mで一気に突き放し、大差をつけてゴールイン!2着争いはフィアーノ,ショウブ,ドンキの3頭が並んで入線しました。

関西での今年最後の重賞レースは、グランアレグリアが桜花賞馬の貫禄を見せつけました。3コーナーでは中団にいましたが、直線で内側から脚を伸ばし、残り200m手前でメイショウショウブをかわして先頭に立つと、あとは後続との差を拡げるだけ。結局2着に5馬身差の大差をつけての圧勝を飾りました。
接戦の2着争いは、フィアーノロマーノが2着、メイショウショウブがアタマ差の3着、引退のレッツゴードンキがハナ差の4着。4番人気のスマートオーディンは8着、マイスタイルは13着という結果に終わっています。
グランアレグリアはNHKマイルカップで5着降着の後、左前脚の不安の影響によりスプリンターズステークス戦とマイルチャンピオンシップを回避。このレースが実に7か月ぶりのレースでした。これといった強敵はいなかったのもあるけど、圧倒的な強さを見せつけましたね。来年春の高松宮記念、もしくは香港GⅠで勝ちそうな気がするな…。




















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