柳田悠岐プロ初のサヨナラホームラン！お願いだから「背番号９」を継いで！

「ミスターホークス」小久保裕紀の今季限りでの引退表明から２日明けた16日、福岡ヤフードームで「福岡ソフトバンクホークスVS千葉ロッテマリーンズ」の18回戦が行われました。ロンドン五輪関係のネタばかり書いていたので、ホークスの試合を書くのは本当に久々です。勝率５割復帰まであと１勝と迫っているホークス、16日の試合は次世代の主砲がヒーローとなりました！


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１（二）本多雄一
２（三）明石健志
３（左）内川聖一
４（指）ペーニャ
５（右）長谷川勇也
６（一）アレン
７（中）柳田悠岐
８（遊）今宮健太
９（捕）細川　亨
　（投）ドイル


ソフトバンク・ドイル、ロッテ・小野信吾の先発で始まったこの試合は初回から動きます。１回、ドイルが１死から岡田幸文のバントヒット＆盗塁で２死２塁とピンチを背負い、ホワイトセルにストレートを弾き返され、ライト線へのタイムリー２塁打を打たれて先制点を許します。しかし、ホークスはその裏、本多の四球、明石の犠打で１死２塁とし、内川が小野の低めの変化球をすくい上げ、センターオーバーのタイムリー２塁打。２塁から本多が生還し、１－１の同点に追い付きます。
ホークス先発のドイルは３回、１死から井口資仁とホワイトセルに連続四球を与えて１,２塁とすると、２死後にサブローのレフト前タイムリーヒットを浴びてしまい、１－２と勝ち越し点を与えてしまいます。４回には２死後に四球と２塁打を許し、２,３塁と追加点のピンチを招いたところで降板。吉川輝昭が２番手で登板し、井口をスライダーで空振り三振に切り落とし、追加点を与えません。
１点ビハインドのホークスは４回裏、先頭打者の長谷川がライト前ヒットで出塁すると、柳田の場面で２塁盗塁を成功。さらに今宮の場面で３塁盗塁を試み、ロッテ捕手・里崎智也が悪送球。ボールが転がる間にホームイン。長谷川が足で相手のミスを誘い、２－２と再び試合を振り出しに戻しました。
後半に差し掛かり、ホークスは６回に３番手・金沢健人がロッテ打線を３者凡退に打ち取ると、７回は森福允彦が４番手で登板し、岡田とホワイトセルから三振を奪いました。８回は５番手・柳瀬明宏が２塁にランナーを背負いながらも、後続を退けて無失点。９回は６番手・岡島秀樹が安定のリリーフを披露。
中継ぎ陣の奮闘に応えたいホークス打線ですが、５回から８回までロッテ先発・小野の前に沈黙。９回は２番手・益田直也の前に３者凡退に終わり、２－２のまま勝負は延長戦に突入。
延長10回、７番手で登板した藤岡好明が、この回先頭の井口にセンター前ヒットを許すと、２死２塁でサブローを敬遠で歩かせます。２死１,２塁で根元俊一を１塁ゴロに打ち取り、ロッテの勝ち越しを許さず。その裏、先頭打者の柳田が、ロッテ３番手・薮田光彦の４球目のストレートをフルスイング！ライトへの大きな打球は、スタンドへ一直線！柳田値千金のサヨナラホームランが飛び出し、ホークスが劇的な勝利でロッテに連勝です！


試合結果　パ・リーグ　2012/08/16（木）
ソフトバンク－ロッテ　18回戦　
（ロッテ9勝7敗2分、ヤフードーム、18:00、36414人）
M　１０１　０００　０００　０　　　２
H　１００　１００　０００　１ｘ　　３　
（延長10回）
【投手】
（ロ）小野、益田、薮田－里崎
（ソ）ドイル、吉川、金沢、森福、柳瀬、岡島、藤岡－細川、山崎
【責任投手】
（勝）藤岡18試合1勝
（敗）薮田46試合1勝4敗19Ｓ
【本塁打】
（ソ）柳田3号ソロ（10回、薮田）


中盤以降両チームとも決め手を欠き、延長戦までもつれ込んだこの試合は、10回裏に柳田選手のライトスタンドへのソロ本塁打が飛び出し、ホークスが３－２でサヨナラ勝利を収めました！これでホークスはロッテとの３連戦を２勝１敗で勝ち越し、勝率も５割に復帰しました。この１勝はとにかくデカい！Aクラス入りも見えてきたぞー！
サヨナラ本塁打を放った柳田選手は、プロ入りどころか野球人生で初めてのサヨナラ弾だったそうです。高めのストレートを振り抜き、打った瞬間にホームランだと確信しておりました。柳田選手は８月５日の西武戦で初本塁打を放つと、15日の試合ではレフトスタンドへの先制２ラン本塁打。そして次の日は決勝弾。８月に入って３本塁打と当たっていますね。小久保選手が引退し、「背番号９を永久欠番にしてほしい」という意見が一部で出ていますが、私としては柳田選手に背番号９を継いでもらいたい。小久保の継承者は彼しか考えられない。
勝率を５割に戻したホークス、首位・日本ハムとは3.5ゲーム差に接近しました。Aクラスどころか首位も射程圏内か？でもその前に貯金作らないとアカン！金曜日からは京セラドーム大阪でオリックスバファローズとの３連戦。17日はオリックス・山田修義 、ソフトバンク・陽耀勲（ヤン・ヤオシュン）の左腕対決。ともに今季初先発でしょうか？しばらくはアウェーの試合が続くので、最低でも勝ち越しできればいいですね。