日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

俺が現役最強だ!エフフォーリアが有馬記念で再び古馬を撃破!

2021年12月26日 | Weblog

2021年のJRA総決算・第66回有馬記念(GⅠ・芝2500m 16頭立て)が26日、中山競馬場で行われました。ファン投票第1位の⑩エフフォーリア、菊花賞馬⑯タイトルホルダー、クラシックでは善戦続き⑨ステラヴェローチェ、セントライト記念を制した⑭アサマノイタズラといった強力3歳世代に加え、ラストランとなる「GP女王」⑦クロノジェネシス、エリザベス女王杯覇者⑬アカイイト、2017年菊花賞馬⑮キセキ、元マイル王①ペルシアンナイト、凱旋門賞に挑んだ⑤ディープボンド、三冠馬を追い詰めた⑪アリストテレス、タイトルホルダーの姉④メロディーレーン、2連勝で大舞台に挑む②パンサラッサなどが参戦しました。


単勝の人気は、1番人気がエフフォーリア(2.1倍)、2番人気クロノジェネシス(2.9倍)、3番人気ステラヴェローチェ(7.9倍)。4番人気以降はタイトルホルダー、ディープボンド、アカイイト、キセキ、パンサラッサと続きました。


スタートでタイトルホルダーが良い飛び出しを見せたが、パンサラッサが先手を奪う。タイトルホルダーは2番手、3番手に⑥ウインキートス、4番手グループにペルシアンナイト・ディープボンド・⑫シャドウディーヴァの3頭が並び、クロノジェネシス7番手、8番手キセキ、エフフォーリアは9番手につけ、内側10番手にメロディーレーン。その後はアカイイト、ステラヴェローチェ、③モズベッロ、⑧ユーキャンスマイル、アリストテレスと続き、アサマノイタズラが最後方。
1周目の正面スタンド前に差し掛かり、パンサラッサが後続を引き離して先頭、タイトルホルダー2番手、シャドウディーヴァ単独4番手、ディープボンド5番手、クロノジェネシス7番手、その後ろにエフフォーリアが8番手を追走。ステラヴェローチェ11番手、アカイイト12番手でゴール板を通過。
1コーナーを回るところで縦長の展開となり、先頭のパンサは最初の1000mを59秒5で通過。タイトルは2番手ガッチリ。キートス3番手、ディーヴァとペルシアンが4,5番手で並ぶ。ボンド6番手、7番手キセキ、8番手クロジェネのすぐ横にエフフォーが並ぶ。ライバルの動きを封じる狙いか。10番手メロディー、11番手ステヴェロ、12番手ベッロ、13番手イト、アリテレがユーキャンをかわして14番手に上がる。イタズラは依然としてしんがり。
2周目3コーナーを通過し、パンサのリードが無くなり、タイトルが捕まえにかかる。キセキが3番手に上がり、エフフォーとステヴェロが外に出し、大外からイトも捲るように上昇。ボンドは馬群の内側、クロジェネは中団馬群の中。
4コーナーを回って最後の直線コースに入ると同時にタイトルホルダーが先頭に躍り出る。2番手からディープボンド、3番手からエフフォーリアが追い上げ、クロノジェネシスとステラヴェローチェもやってきた。残り200mでエフフォーがタイトルとボンドをかわして先頭に立つ!ボンドも必死に食い下がり、クロジェネとステヴェロも猛追するが、エフフォーリアがゴール前抜け出して先頭でFINISH!ディープボンド2着、クロノジェネシスが3着でゴールしました。


【有馬記念 全着順】
1着 ⑩エフフォーリア   2分32秒0
2着 ⑤ディープボンド    3/4馬身
3着 ⑦クロノジェネシス   1/2馬身
4着 ⑨ステラヴェローチェ  1馬身1/2
5着 ⑯タイトルホルダー 
6着 ⑪アリストテレス 
7着 ⑬アカイイト
8着 ③モズベッロ
9着 ⑧ユーキャンスマイル
10着 ⑮キセキ
11着 ⑥ウインキートス
12着 ⑫シャドウディーヴァ
13着 ②パンサラッサ 
14着 ①ペルシアンナイト
15着 ④メロディーレーン
16着 ⑭アサマノイタズラ

【払戻金】
単勝 ⑩ 210円
複勝 ⑩ 110円 ⑤ 280円 ⑦ 130円
枠連 3⃣-5⃣ 1,000円
馬連 ⑤-⑩ 1,740円
馬単 ⑩-⑤ 2,070円
ワイド ⑤-⑩ 540円  ⑦-⑩ 170円  ⑤-⑦ 730円
3連複 ⑤-⑦-⑩ 1,440円
3連単 ⑩-⑤-⑦ 7,180円


競馬界の一年を締めくくるドリームレースは、3歳馬のエフフォーリアが1番人気&ファン投票1位に応えて優勝しました。3歳世代の勝利は2018年のブラストワンピース以来です。ディープボンドが半馬身差の2着、2番人気のクロノジェネシスは3着に終わり、グランプリレース4連勝とはならず。凱旋門賞帰りのボンドとクロジェネが上位に入り、特にボンドは凱旋門での最下位から巻き返しました。3番人気のステラヴェローチェが4着、5番人気のタイトルホルダーは4コーナーで先頭に立ったものの、残り100mで力尽きて5着でした。もう1頭ラストランだったキセキは10着でした。
勝ったエフフォーリアは、前走の秋の天皇賞に続いてのGⅠ連勝で、通算でもGⅠ3勝目。鞍上の横山武史騎手と鹿戸雄一調教師は有馬記念初勝利。武史騎手の父である典弘騎手も1996年にサクラローレルで優勝しており、史上2組目の有馬記念ジョッキーとなりました。今回は兄の和生騎手、お父さんも出場し、兄は5着、父は12着でした。勝利騎手インタビューでは「昨日の油断騎乗があったので正直喜べない」と話していましたが、有馬で名誉挽回出来て良かったと思います。今年はGⅠレースで4勝を挙げ、自身初の年間100勝も達成し、「横山武史イヤー」ともいえる一年でした。

この日のエフフォーリアは、前を行くクロノジェネシスを見ながら追走し、向正面の中間あたりで併走、3コーナーでクロジェネに蓋をした。直線では外から末脚を伸ばし、残り200mで先頭に立ちました。武史騎手がルメール&クロジェネの動きを封じたのは見事でした。
今年は共同通信杯で重賞初制覇、皐月賞で圧勝、日本ダービーではハナ差の2着、秋の天皇賞でコントレイルとグランアレグリアを寄せ付けず勝利。有馬記念で再び古馬を一蹴。3歳世代最強から現役最強へと上り詰めました。GⅠ年間3勝の数字はラヴズオンリーユーと並んでいますが、年度代表馬争いでは古馬GⅠ連勝のエフフォーが優勢かと思われます。2022年の競馬界はエフフォーリアを中心に回りそうですね。


有馬記念も終わったけど、今年の競馬はまだ続きます。28日は2歳中距離王決定戦・ホープフルステークス、29日は大井競馬場でダート総決算・東京大賞典が行われます。ホープフルステークスでは武豊騎手がGⅠ完全制覇に挑み、東京大賞典はオメガパフュームが前人未到の大賞典4連覇を目指します。どちらも勝てば歴史的偉業と言われると思うので、見逃すわけにはいかんでしょう。



 

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