逮捕から41日目、酒井法子が保釈される。

８月８日に覚せい剤所持の疑いで逮捕された女優の酒井法子（本名・高相法子）被告が、逮捕から41日目の17日に保釈されました。謝罪会見では「二度と手を染めない」と薬物依存から抜け出す事を誓いました。保釈され、酒井被告の一連の報道も終わりを迎えそうです。


酒井被告は奄美大島で７月末に覚せい剤を吸引したとして、10日に覚せい剤取締法の使用容疑で追送検、その翌日の11日に追起訴。14日に被告の弁護人が東京地裁に保釈請求し、数時間後に「逃走や証拠隠滅の恐れが無い」という理由で保釈が認められました。しかし、被告側が保釈保証金の500万円を即日納付せず。鳩山内閣が誕生し、夫が保釈された16日には保証金の半分・250万円納付しただけ。なかなか出てこない中で迎えた17日、残り半分の保釈金を納め、午後４時30分に拘置先の警視庁湾岸警察署から保釈されました。
久々に公の場から姿を現した酒井被告は、茶髪のショートヘアーでややふっくらとした顔つき。黒いスーツ姿で警察署の正面玄関から出てきて、少しだけ笑顔を見せた後、報道陣の前で「これまで酒井法子を応援してくださった皆様、本当にこのたびは申し訳ありませんでした」と謝罪。その後、用意したワゴン車で警察署を後にし、夕方の会見が行われる場所に移動したのでした。

保釈から２時間後の午後６時30分、千代田区の「如水会館」で酒井被告の謝罪会見が開かれました。会見には酒井被告の他に被告の弁護士、元所属事務所のサンミュージックの相沢正久副社長、所属レコード会社・ビクターエンタテインメントの会長が同席。会見は裁判が控えているため、質疑応答はNGという異例なものに。被告は先ほどとは違う服装で会見場に現れ、報道陣に深々と頭を下げ終始神妙な姿。ビクターの会長が話している時には、涙を流す場面も。相沢副社長、ビクター会長、弁護士が相次いで話した後、酒井被告の謝罪が始まりました。

「この度は、一社会人として、人として、決して手を出してはいけない薬物という物に、自分の弱さに負け、そしてこのように世間の皆様を騒がし、多くの皆様にご迷惑をかけました。これまでに私を支え、応援して下さった皆様には、どれほどの残念さと私の無責任な行動に幻滅なさったかと。この事には、本当に計り知れない…、決して許される事ではありません。この罪の償いを、今後どのようにして償っていくのか、まずは自分の罪を悔い改め、２度とこのような事件に手を染める事のない、そういった誓いを一生の約束として固く心に誓います」
「私が犯しましたこの度の出来事は、私を知る皆様の信頼をすぐに回復する事は、出来るものでない事はよくわかっております。ですが、日々感じております後悔の念、取り返しのつかない事をしてしまった自分の弱さを戒め、反省をし、もう一度生まれ変わった気持ちで心を入れ替え、日々努力をしたく思っております。そして、このような日々に支えてくださった方々の温かいお気持ちに深く深く感謝しております。決して２度とこのような事で皆様の信頼を裏切る事はありません。この気持ちを忘れることなく、皆様のお気持ちに恩返しをしていきたいと思います。至らぬ点を厳しく指摘していただき、私自身素直に拝聴して、新しい一歩を踏み出していきます」
「今まで応援して下さった日本や海外の皆様、お世話になった会社の皆様、そして今まで支えてくださったスタッフの皆様、この度は本当に申し訳ありませんでした」

酒井被告は涙を浮かべ、時折鼻をすすりながら謝罪の言葉を述べていました。薬物を使うと呂律が回らなくなる症状があるんですが、そのような症状は見られず、はっきりとした口調をしてました。会見は10分で終了し、この後メンタル治療のため都内某所の病院に向かった酒井被告。しばらくの間入院するとの事です。
「二度と手を染めない」と約束したけど、薬物は再犯する可能性が高いので、また覚せい剤を使うか分からない。メンタル治療をしっかり受け、薬物の誘惑に負けない生活を送れば再犯しないかも。もし酒井被告が覚せい剤でまた逮捕されたら、世間から「あの時の約束とは違うじゃないか！」、「やっぱり芸能界は薬物が蔓延している」と大バッシングを受ける事になるでしょう。

一方、前日に保釈された夫の高相祐一被告、謝罪を済ませて車に乗り込んだ後、見物に訪れた男性が靴を投げつけ、高相被告の車に直撃するハプニングが起こりました。その男性は被告に対して「高相、家族を守れ！」と罵声を浴びせました。妻の忠告を無視して覚せい剤にはまった夫、夫にすすめられてシャブを使った酒井被告。どちらも悪いし、本当に最悪な夫婦、一番かわいそうなのは長男だろう…。
夫婦そろって保釈、これからは裁判が始まります。10月21日に高相被告の初公判、その５日後の26日には酒井被告の初公判が開かれます。実刑かそれとも執行猶予付きか、両者の判決はいかに？そして裁判が終わった後、高相被告と離婚して、芸能界から離れて第二の人生を静かに送ってもらいたい。