市川海老蔵殴打事件 26歳の男性が傷害容疑で逮捕される。

11月25日に起きた歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが何者かに殴られて重傷を負った事件で、警視庁は12月10日、逮捕状を出していた26歳の男性を傷害容疑で逮捕しました。


この事件で逮捕されたのは、住所不定・無職（杉並区在住？）の伊藤リオン容疑者（26歳）で、25日未明で東京都港区西麻布のビルで市川海老蔵さんの顔面を数発殴り、左頬骨を骨折して全治６週間の重傷を負わせた疑いがありました。警視庁は伊藤容疑者が関与したとみられて、事件から４日後の29日に逮捕状を取り、事件から２週間が経った10日に容疑者が関係者を通じて「自首をしたい」と連絡し、都内の路上で捜査員と接触。その後警視庁本庁舎に任意同行され、逮捕となりました。
伊藤容疑者は取り調べに対し、「殴ってしまったことは間違いない。細かいことは後で気持ちを整理して話す」と容疑を認めておりました。逮捕後の午後９時過ぎに容疑者の身柄は目黒警察署に移送され、待ち構えていた報道陣の前で堂々とした態度を見せておりました。

伊藤容疑者は、アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれたハーフ。中学時代はサッカーJリーグ・東京ヴェルディの下部組織「ヴェルディジュニアユース」でプレーし、俊足FWの選手として活躍。東京都選抜にも選ばれて将来を嘱望されていたんですが、素行不良でチームを解雇されました。ネット上では公務執行妨害で逮捕されてクビになったという噂も。高校卒業後は地元の不良グループに入り、元暴走族のリーダーと共に行動するようになりました。グループ内では「特攻隊長」で、過去にもトラブルを度々起こしていたという「札付きのワル」です。

この事件を振り返ると、海老蔵さんは先月24日、翌日に予定されていた「初春花形歌舞伎」の制作発表記者会見を「体調不良」を理由にキャンセル。その日の夜、西麻布のビルで飲んでいて、６階のダーツバーで伊藤容疑者と元リーダーと合流。海老蔵さんは灰皿にテキーラを注いでリーダーたちに飲ませると、泥酔して倒れていたリーダーの髪を引っ張ったり、頭を叩いたりしていた事で伊藤容疑者が逆上して海老蔵さんに暴行を加えました。殴られた海老蔵は、流血した状態で非常階段から１階まで降りてビルを後にしました。
事件発覚後、父である市川團十郎さんが会見で、「Tシャツとズボンが血まみれ、額に傷、歯が折れた状態で、左目にあざと出血、後頭部が腫れていた」と説明し、「会見をキャンセルして夜外出したのは大変失礼な行動で、本人の自覚のなさに憤りを感じている。本当にバカ」と息子の愚行を強く非難していました。この影響で先月30日からの京都・南座での公演を降板、海老蔵さんが出演していた「お～いお茶」の伊藤園、ヤマキなどのテレビCMが自粛となりました。
そして今月７日、海老蔵さんが事件後初めて公の場に現れ、都内のホテルで開かれた会見で「社会人として節度を欠いた」「自分のおごりが招いた」と事件について謝罪。同席していた松竹の社長が今後期限を定めず海老蔵の出演を見合わせる」と無期限活動休止を発表。その後、記者団との応答で「灰皿にお酒を入れることはしていない」、「相手への暴行はしていない」と事件の真相については語られませんでした。

世間やマスコミなどを騒がせてきた「市川海老蔵さん暴行事件」ですが、事件から約２週間が経った10日に犯人が捕まりました。目黒警察署に移送されるときの伊藤容疑者の態度がふてぶてしく感じたので、これは相当のワルだなあという印象を受けました。海老蔵も相手に灰皿テキーラを飲ませたり、暴行をふるっていたかもしれない、一部報道では元暴走族リーダーの診断書が流出されていたり、被害届提出のうわさもありそう。もし暴行が事実なら、海老蔵も書類送検されるんじゃないでしょうか？殴った側も悪いけど、会見をキャンセルして飲みに行った海老蔵も悪いぞ。