日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

百花繚乱の桜花賞!桜の女王に輝いたのは、2歳女王・アパパネ!

2010年04月12日 | 競馬

2010年のクラシックレースがついに開幕!11日は阪神競馬場で「桜の女王」を決める牝馬クラシック第1戦・第70回桜花賞(GI・芝1600m フルゲート18頭)が行われました。記念すべき70回目を迎えた今年の桜花賞はまさに「本命不在」で混戦模様。昨年の2歳女王・⑨アパパネ、チューリップ賞を制した①ショウリュウムーン、フィリーズレビュー優勝の⑮サウンドバリアー、フラワーカップの勝ち馬⑧オウケンサクラ、クイーンカップ優勝の③アプリコットフィズ、フェアリーステークスを制した④コスモネモシンといった重賞ウィナーたちが集結。他にも②ギンザボナンザ、⑯ラナンキュラス、⑬アニメイトバイオ、⑰シンメイフジといった有力馬も参戦してきました。


レース直前の単勝の上位人気は、1番人気がアパパネ(2.8倍)、アプリコットフィズ2番人気(5.1倍)、3番人気のオウケンサクラ(9.9倍)までが10倍以下のオッズで、4番人気以降はシンメイフジ、ショウリュウムーン、アニメイトバイオなどが続いておりました。
ややばらけ気味のスタートで始まったこのレース、ラナンキュラスと⑱プリンセスメモリーはあまりいいスタートでは無かった。先行争いではアプリコットフィズとコスモネモシンが好スタートを切るが、すぐにオウケンサクラが鼻を奪う。2番手に⑩レディアルバローザがつけ、その後ろにアパパネとアプリコットが3番手争い。6番手集団は6頭横一線で、その中にショウリュウムーン、ネモシン、アニメイトがいる。中団には⑦タガノエリザベートが12番手、ギンザボナンザ13番手、14番手の位置にシンメイフジとラナンキュラスが並走、サウンドバリアーが後方2番手、⑫ステラリード最後方で外回り3コーナーの中間点へ。
先頭のオウケンサクラは半マイル(残り800m)を46秒台で通過、アルバローザが外から並びかけ、⑪エーシンリターンズが3番手。アプリコットフィズとアパパネはまだ4,5番手、⑭ジュエルオブナイルと⑥ワイルドラズベリーも接近して4コーナーから最後の直線に入る。オウケンサクラがまだ粘り、アパパネは外に持ち出し、アプリコットが最内に入る。真ん中からレディアルバローザも襲い掛かるが、エーシンリターンズと共にアパパネがやってきて、残り200mで2番手に浮上。ショウリュウムーンも襲い掛かるが届きそうにない。そしてゴール前でアパパネがオウケンサクラをかわして先頭でゴールイン!女王の座は絶対に渡すもんか!アパパネが差し切り勝ちで「桜の女王」に輝きました!


最終成績&払戻金
1⑨アパパネ      1:33.3
2⑧オウケンサクラ   1/2
3⑪エーシンリターンズ クビ
4①ショウリュウムーン 1/2
5③アプリコットフィズ  3/4
6⑰シンメイフジ     3/4
7②ギンザボナンザ   アタマ
8⑬アニメイトバイオ  アタマ
9④コスモネモシン    ハナ
10⑥ワイルドラズベリー  クビ
11⑩レディアルバローザ 1.1/4
12⑦タガノエリザベート 1.1/4
13⑱プリンセスメモリー クビ
14⑫ステラリード    クビ
15⑤モトヒメ       1/2
16⑮サウンドバリアー  クビ
17⑯ラナンキュラス   3.1/2
18⑭ジュエルオブナイル  2.1/2
単勝 9 280円
複勝 9 130円 8 310円 11 550円
枠連 4-5 1,030円
馬連 8-9 1,440円
馬単 9-8 2,430円
ワイド 8-9 570円 9-11 1,020円 8-11 3,220円
3連複 8-9-11 8,500円
3連単 9-8-11 38,520円


激戦が予想された桜花賞は、昨年の最優秀2歳牝馬のアパパネがゴール前で逃げるオウケンサクラを差し切り、1番人気の期待に応えて優勝。「2歳女王」に続いて「桜の女王」に輝き、自身2つ目のタイトルを獲得しました。優勝タイムの1分33秒3は従来の記録を0.2秒更新する桜花賞レコード!誰が勝つのか分からなかったけど、やっぱりアパパネは強くて速かった気がします。ゴール前まで逃げ粘ったオウケンサクラが2着、3着には11番人気のエーシンリターンズが入りました。2番人気のアプリコットフィズは5着、シンメイフジは6着、ラナンキュラスはブービーの17着という結果に終わりました。
アパパネに騎乗した蛯名正義騎手は、桜花賞初制覇でGI通算15勝目。クラシック競走ではっマンハッタンカフェとのコンビで勝利した2001年の菊花賞以来約9年ぶりとなります。関東の騎手が桜花賞を勝ったのは1985年の木藤隆行騎手(エルプスに乗ってました)以来25年ぶりだそうです。岡部幸雄・小島太・的場均といった関東の名ジョッキーでも勝てませんでしたが、蛯名騎手が見事に達成。関東馬&美浦所属騎手のコンビが桜花賞を勝ったのは、歴史的快挙といえるでしょう。
阪神JFを制した時は中団より後方に控えていたんですが、この日は道中で4,5番手を走り、直線では自らの末脚でオウケンサクラをかわして勝利。阪神1600mはこれで3戦連続、コースを熟知していた事が勝因だったと思います。敵地である阪神競馬場で2度もGI勝ちしたのは本当に大きいかも。これで通算成績は6戦4勝、4勝は全てマイル戦で挙げたものです。アパパネは次のオークスで牝馬2冠制覇を目指します。心配な点を挙げるなら、マイル戦ばかり走っているアパパネが2400mを走りきれる体力と脚力があるかどうか…。オークスの結果次第で今後どのような路線で行くかが決まるかもしれません。

次週は牡馬クラシック第1弾の皐月賞が中山競馬場であります!4連勝中で皐月賞馬の最有力候補のヴィクトワールピサをはじめ、2歳王者・ローズキングダム、関東の期待・アリゼオ、リルダヴァル、ヒルノダムール、ハンソデバンド、エイシンアポロンが出走予定。今年の皐月賞はヴィクトワールVSローキンの2強対決が実現。ヴィクトワールピサは主戦の武豊騎手が落馬負傷により、当日は岩田康誠との新コンビで臨む予定。対するローズキングダムは小牧太騎手とともにスプリングSのリベンジを誓います。ということは、「園田競馬場の先輩後輩対決」じゃないですか!2頭の直接対決は新馬戦の1回のみで、その時はローズキングダムが勝利。ローキンの連勝か、ヴィクトワールのリベンジか…、4月18日を待て!


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