最近スペイン料理が流行っているようです。
今まで単独でスペイン料理の店をほとんど見かけることはなかったのですが、最近はあちこちでスペイン小料理屋をやたらと見かけるようになりました。
料理本もスペイン料理書が家庭料理のコーナーにまで現れるようになり、タパスやピンチョスが人気のようです。
スペインにはバルセロナとタラゴナにダンナさんの学会で一度行ったことがあり、去年のアメリカのELPのクラスメイトにもスペイン人のJさんがいて、一度彼の家でランチをごちそうになったりしてちょっと私にも身近な国になっています。
スペイン現地で食べた料理は当時の印象ではあまりおいしいと言えなかったのですが、Jさんの家で食べたパエリアはおいしかったですね。
おいしくなかったものの代表が"ガスパチョ"。学会の昼食で出されたものですが、期待した味と違い、ぎらぎらした野菜の味が濃厚すぎて、青汁のトマト版といった感じでしょうか。
それ以来、ガスパチョを見かけても口にすることはありませんでした。
アメリカで買った料理雑誌にガスパチョのレシピが載っていて、訳してはいたもののずっとお蔵入りになっていたのですが、お中元商品の新規開拓のために試飲でかったトマトジュースの使い道からガスパチョを作ってみることにしました。
レシピをみると、通常の作り方とはちょっと違い、ミキサーを使わない混ぜるだけのレシピ。その分、寝かせる時間がかかるので、お昼に作って冷蔵庫で半日寝かせて夕食用のスープにしてみました。
作り方は非常にシンプル。
トマトは種を取り、5mm角にざく切り。
きゅうりも縦に半割りにして中央の種の部分をスプーンですくい取って5mm角に切ります。
玉ねぎはみじん切り。
にんにくもみじん切りにして包丁の側面でまな板にすりつけて少しつぶします。にんにくマッシャーのかわりです。
オリジナルはレッドベルペッパーという赤いジャンボピーマンを入れるのですが、今回は手に入らないので除外。
ボウルに刻んだ野菜を入れて、塩、酢、ワインを加え、軽く混ぜて5分ほど置いて、野菜から水分を少し出します。大量の水分を入れる前に調味しておく方が、野菜の味が引き立ちバランスが良くなるとのこと。
5分ほど置いたところでトマトジュースと冷水を加えて蓋をして冷蔵庫で最低4時間寝かせます。オリジナルでは冷水の代わりに氷をいれて早く冷やすようにしているようです。重要なのは水とトマトジュースの割合。水:トマトジュース=1:5が最適らしく、薄くなりすぎず、とろみがつきすぎない適量とのこと。
確かに水分を入れて混ぜ合わせた直後は水っぽい感じでしたが、数時間寝かせると少しとろみがでて、ちょうどいい感じ。
通常のレシピではパンを水に浸して加え、ミキサーでとろみをつけてしまうのですが、このレシピではパンはクルトンとしてしか加えないので、とろみの要素はないのですが、野菜のうまみで若干ですがとろみが自然につくようです。
アメリカのレシピにしては珍しく、手刻みを推奨しています。フードプロセッサーを使ってもいいのですが、野菜の汁を出さずに刻むのは難しく、野菜それぞれの味個別に残したスープにするこのバージョンには手刻みの方がいいようです。
冷やしている間にクルトンを作ります。
パンを角切りにしてフライパンで油と塩、にんにくと一緒に軽く弱火で炒めて水分を飛ばします。オリジナルではオーブンにいれて焼くのですが、トースターで代用してもできそうです。要するに生のパンの水分を飛ばしてカラッと乾燥させればいいですね。加熱することでにんにくも風味がたちますので、その二つがそろえば加熱方法はどちらでもいいと思います。
食べる直前まで冷やしておいて、最後にもう一度味を塩、こしょうで調整してクルトンを散らし、エキストラバージンオリーブ油を垂らして出来上がりです。
味はスペインで食べた濃厚さはなく、あっさりしたスープになっていますが、野菜の食感が楽しめて、こちらの方が食べやすい。夏向きのスープなのでとろみの強い重たいものより、さらりとしてのど越しのよい方が合っていると思います。酸味もほとんど効いていないのですが、味全体のバランスがよく、野菜臭くないのがいいですね。蒸し暑い日には、とてもいいスープだと思います。
今までガスパチョは苦手でしたが、このバージョンは夏場には活躍してくれそうです。いいレシピが開拓できました。
昨日の献立は、鶏胸肉とレンズ豆のブレゼ、ゴーダーチーズのサラダライス、ガスパチョでした。
ダンナさんの帰宅が遅かったのでメニューを急遽変更。深夜食用に軽めにしました。
このガスパチョを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
ガスパチョ。 by PCWP
今まで単独でスペイン料理の店をほとんど見かけることはなかったのですが、最近はあちこちでスペイン小料理屋をやたらと見かけるようになりました。
料理本もスペイン料理書が家庭料理のコーナーにまで現れるようになり、タパスやピンチョスが人気のようです。
スペインにはバルセロナとタラゴナにダンナさんの学会で一度行ったことがあり、去年のアメリカのELPのクラスメイトにもスペイン人のJさんがいて、一度彼の家でランチをごちそうになったりしてちょっと私にも身近な国になっています。
スペイン現地で食べた料理は当時の印象ではあまりおいしいと言えなかったのですが、Jさんの家で食べたパエリアはおいしかったですね。
おいしくなかったものの代表が"ガスパチョ"。学会の昼食で出されたものですが、期待した味と違い、ぎらぎらした野菜の味が濃厚すぎて、青汁のトマト版といった感じでしょうか。
それ以来、ガスパチョを見かけても口にすることはありませんでした。
アメリカで買った料理雑誌にガスパチョのレシピが載っていて、訳してはいたもののずっとお蔵入りになっていたのですが、お中元商品の新規開拓のために試飲でかったトマトジュースの使い道からガスパチョを作ってみることにしました。
レシピをみると、通常の作り方とはちょっと違い、ミキサーを使わない混ぜるだけのレシピ。その分、寝かせる時間がかかるので、お昼に作って冷蔵庫で半日寝かせて夕食用のスープにしてみました。
作り方は非常にシンプル。
トマトは種を取り、5mm角にざく切り。
きゅうりも縦に半割りにして中央の種の部分をスプーンですくい取って5mm角に切ります。
玉ねぎはみじん切り。
にんにくもみじん切りにして包丁の側面でまな板にすりつけて少しつぶします。にんにくマッシャーのかわりです。
オリジナルはレッドベルペッパーという赤いジャンボピーマンを入れるのですが、今回は手に入らないので除外。
ボウルに刻んだ野菜を入れて、塩、酢、ワインを加え、軽く混ぜて5分ほど置いて、野菜から水分を少し出します。大量の水分を入れる前に調味しておく方が、野菜の味が引き立ちバランスが良くなるとのこと。
5分ほど置いたところでトマトジュースと冷水を加えて蓋をして冷蔵庫で最低4時間寝かせます。オリジナルでは冷水の代わりに氷をいれて早く冷やすようにしているようです。重要なのは水とトマトジュースの割合。水:トマトジュース=1:5が最適らしく、薄くなりすぎず、とろみがつきすぎない適量とのこと。
確かに水分を入れて混ぜ合わせた直後は水っぽい感じでしたが、数時間寝かせると少しとろみがでて、ちょうどいい感じ。
通常のレシピではパンを水に浸して加え、ミキサーでとろみをつけてしまうのですが、このレシピではパンはクルトンとしてしか加えないので、とろみの要素はないのですが、野菜のうまみで若干ですがとろみが自然につくようです。
アメリカのレシピにしては珍しく、手刻みを推奨しています。フードプロセッサーを使ってもいいのですが、野菜の汁を出さずに刻むのは難しく、野菜それぞれの味個別に残したスープにするこのバージョンには手刻みの方がいいようです。
冷やしている間にクルトンを作ります。
パンを角切りにしてフライパンで油と塩、にんにくと一緒に軽く弱火で炒めて水分を飛ばします。オリジナルではオーブンにいれて焼くのですが、トースターで代用してもできそうです。要するに生のパンの水分を飛ばしてカラッと乾燥させればいいですね。加熱することでにんにくも風味がたちますので、その二つがそろえば加熱方法はどちらでもいいと思います。
食べる直前まで冷やしておいて、最後にもう一度味を塩、こしょうで調整してクルトンを散らし、エキストラバージンオリーブ油を垂らして出来上がりです。
味はスペインで食べた濃厚さはなく、あっさりしたスープになっていますが、野菜の食感が楽しめて、こちらの方が食べやすい。夏向きのスープなのでとろみの強い重たいものより、さらりとしてのど越しのよい方が合っていると思います。酸味もほとんど効いていないのですが、味全体のバランスがよく、野菜臭くないのがいいですね。蒸し暑い日には、とてもいいスープだと思います。
今までガスパチョは苦手でしたが、このバージョンは夏場には活躍してくれそうです。いいレシピが開拓できました。
昨日の献立は、鶏胸肉とレンズ豆のブレゼ、ゴーダーチーズのサラダライス、ガスパチョでした。
ダンナさんの帰宅が遅かったのでメニューを急遽変更。深夜食用に軽めにしました。
このガスパチョを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
ガスパチョ。 by PCWP