かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

IBMの5年後予測がなかなか面白そうです。

2012-12-19 20:50:09 | Weblog
 IBMが、今後5年間で人々の生活を一変させる五つのイノベーションを予測、発表したそうです。『IBM 5 in 5』というそうで、今年で7回目となるのだとか。例えば、2006年の5つは、1)センサー類とネットワークによる医師のバーチャル診断 2)リアルタイム音声翻訳 3)3Dインターネット 4)ナノテクで環境問題を解決 5)ユーザーの気持ちを理解する携帯端末 だったようですが、さて、このうちいくつ実現したんでしょう? 1)のバーチャル診断は、まだそこまで行ってませんが画像診断をオンラインで受け付けてくれたりする病院がポツポツ出てきたりしているようです。2)の音声翻訳は、基礎的な定型文とかならそろそろ何とかなっているんでしょうか? 3)、3Dはゲームと映画で大きく普及しましたが、3Dテレビとかこけましたし、まだまだこれからという感じ? 4)環境問題とナノテク、コスト面であと一歩といったところでしょうか 5)はアップルのsiriなんかがそれに近づいているのかな? 等々で、さすがに5年ではまだ実現とは行かなかったように思いますが、さて、次の5年です。どうやらIBMでは、人間の5感をコンピューターも感じるようになる、ということを考えているようです。これを「コグニティブ・システム」と呼んで、コンピュータが、学習、適応、感知を行い、現実世界をあるがままに経験するようになるんだそうです。視覚・嗅覚・触覚・味覚・聴覚、それぞれを司るセンサー類は一応ありますし、それを利用した計測機器なども現実にあります(味覚センサーとか、一台2千万円位したと思いますが)。そんなセンサーから入力されるデータを単なるデジタルなデータとして蓄えたり解析したりするのではなく、ヒトのように感じるコンピューターが生まれる、ということなのかと思いますが、ひょっとして、コンピューターをよりヒトに近づけたい一心なのでしょうか。それなら、ひょっとしたらアトムを生み出した我が国で活動する研究者や技術者の中には、その何歩か手前までたどり着いているヒトもいたりするのかもしれません。
 私には残念ながら一体それで何が出来るようになるのか、ちょっとにわかには想像できないのですが、とにかく出来るようになったら凄いな、と心が踊るカンジがするのが、この手の未来予測の面白いところですね。

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