かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

学校給食からパンが駆逐されご飯食オンリーになっているところがあるそうな。でもそれは給食経費のあまりの安さに採算が合わなくなったという後ろ向きな理由なのが悲しすぎます

2024-07-10 19:29:43 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は24.7℃、昼の最高気温は33.1℃、五條市の今朝の最低気温は23℃、昼の最高気温は32.4℃でした。今日は朝から曇りがちで夕方にはパラパラと一雨あるような下り坂の天気でした。こちらでは18時過ぎには雨が止みましたが、雨雲レーダーを見ていると、西から少しずつ南寄りに有力な雨雲が流れてきているようで、場合によっては明日朝にかけて結構強い雨が降ってくるかもしれません。ニュースでは明日午後6時までの24時間に、近畿では最大120ミリの雨になるかもしれないとしていますが、どうせなら突然滝のように降ったりするのではなく、ずっと時間雨量5ミリでまんべんなく降り続けてくれたらありがたいです。

 さて、全国の小中学校の給食で、パンが提供されなくなってきているのだそうな。なんでも、あまりに価格が厳しく、ただでさえ午前中にまとまった量の配達を要するなど採算の取りにくいというのに、昨今の原材料、電気代等の高騰や人手不足で、やってられないと撤退する業者が多いのだそうです。ニュースでは三重県の大台町と大紀町という2つの町の学校給食が取り上げられていましたが、更にこの春には福井市や兵庫県丹波市でも同様にパンの提供が中止されており、ご飯食に切り替えられているのだそうです。
 学校給食がパンからご飯へ切り替えということ自体は喜ばしい面もあると思いますが、その原因が学校給食へ経費がかけられないというそもそもの貧困な施策によるものとあっては、そうも喜んでばかりはいられません。なんでご飯のほうが安くつくのかというのも少々疑問ではあるのですが、古米古古米など安い米を仕入れる方法はあるのかもしれませんし、学校や給食センターなど給食のおかずを作る事ができる施設には、ご飯を大量に炊く釜なども完備されているでしょうから、光熱費やご飯提供にかかる人件費などを観ても、外からパンを買うより安くできるのかもしれません。もちろんそれは給食スタッフの献身に支えられている面も多々あろうかと思いますので、そういったヒトが確保できなくなったら、学校給食自体が成り立たなくなることもありうるかもしれません。
 しかし全ては教育にお金をかけない、かけられない政府や文部科学省、財務省らの政策的失敗が、現場や子どもたちにしわ寄せているということなのでしょう。なんの役 にも立っていないようにしか見えないこども家庭庁に投じている予算の一部でもこういった部分に回していれば劇的な改善も期待できると思うのですが、先生の待遇や設備の問題も含めて、教育現場にもっとコストを掛けることを、今こそ考えないといけないのではないかという気がいたします。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 先日から運転量が急に増えた... | トップ | 「消費税停止」は面白いかも... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事