かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

せっかく18歳から投票できると言っても、わずか240万票で何か変えられそうでしょうか?

2015-06-18 20:32:30 | Weblog
 昨日は10時前に寝て、久々に途中で起きることなく朝6時に目が覚めましたが、これまでの睡眠不足の借金が大きすぎたのか、全然不調が解消された観がなく、目覚めた瞬間から眠気が強くて、起床するのに難儀しました。一回くらいではしっかり寝てもダメとは、なかなかに根の深い寝不足状況です。完全解消は、やはり週末にかけるよりなさそうです。

 さて、選挙権が18歳まで拡大されることになったとのことで、高齢者がどんどん増えていく中、若い人の発言権を確保するためにも望ましいことだという話も見られます。私も、選挙対象年齢の拡大は悪いことではないと思いますが、18歳、19歳の票数が約240万票で、70歳以上の約2千万票からしたら微々たる数字でしかありません。18,9歳に20代の分を全部合わせても70代以上には及ばないのですから、それくらいで若者の発言権が確保できるとはとても思えないのです。こうなるともう、超高齢者は選挙権を返上していただくか、一人一票ではなくて年齢人口比で傾斜配分するような改革も必要だろうと思います。よく、衆院選や参院選で地方と都会での一票の格差、というのが話題に上がりますが、同じような意味合いで、これからの我が国の舵取りを考える上で、一部の年代層の票数が異様に多いというのはやはり制度として歪ではなかろうか、と思わざるをえないのです。特に年金や保険制度など、利害が絡む上に抜本的改革なくして先が見えない制度疲労を起こしている案件を多く抱え込んでいる現代の政治状況において、その改革によって損害を被りかねない世代が多くの票数を保持しているというのは、けして健全な状況とは言えないと思います。方法としては、人口比率で高齢者の選挙権を一人1票以下に減らすか人数の少ない若い世代の1票を割増するかして平準化するほうが、ある年令で選挙権を定年制にするよりもマシだろうと私個人は考えています。大体、現状のままいくら若い人に選挙に行け、投票しろ、と言っても、世代間の「一票の格差」が歴然としてある中では選挙や政治に対するモチベーションなど上げようがないではありませんか。私は、次の参院選でそんな公約を掲げる政党があったなら、たとえそれが民主党や社民党であっても一票入れてしまうかもしれません。まあ絶対にそれらがそんな公約を掲げるはずはないでしょうからそんな心配は無用ではありますが、もしまかり間違って公約に出してきたりしたら、私は自分の投票先に今までにない深刻な悩みを抱え込むことに成るでしょうね。願わくば、もう少し精神的負担が少なくてすむまともな政党に、是非真剣にご考慮願いたいものです。

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