かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

バブル期の新人社会人は他世代に比べちょっと心が弱かったりするのでしょうか?

2012-12-24 21:19:44 | Weblog
 今日は朝から半端ない寒さで、雨が雪に変わり家々の屋根が白く彩られるほど降りました。今のところ道に積もるような事態にはなっていませんが、今夜の天気次第では明日朝の通勤が思いやれれる事になりそうです。

 さて、文科省の調べによると、心の病で休職する学校の先生が昨年度は5274人(公立小中高など約92万人中)に上ったのだそうです。年齢層では50代が最多で2037人、ついで40代が1712人といわゆる中高年層で全体の7割に達しています。前年より少し減っているそうですが、10年前に比べると倍、8年度から4年連続で5000人超というような状態が続いているとのことです。背景には、いろんな悩みなどを一人で抱え、同僚や上司に相談しにくい状況があるのではないかと文科省は分析しており、今年度中にその対策を検討するとしています。
 もっと若い経験の浅い先生が悩みを抱え込んでいるのか、と思っていましたら、私と同年代以上の比較的ベテランのはずの先生に、悩めるヒトが多い、というのがちょっと驚きでした。でも、社会全体からしたら、ざっと100万人、40代ピークで50代が次ぐ、という統計になるそうですから、基本、先生も他の職についているヒトも、かつてのバブル期前後に就職したヒト達は大体うつ病禍に見舞われていると言えるのでしょう。割合にしたら、社会全体よりも先生のほうが発症率が低いようにも思いますが、患った本人やその周囲のヒトからすれば、そんな数字などほとんど意味を成さないことでしょう。
 まあ4,50代で中間管理職になって色々と責任が増え重圧が掛かるようになったのが発症原因の一つ、などと聞きますが、バブル期のハッチャケぶりの記憶と今の不景気で仕事がなくてそれでいて仕事が忙しくて給料も上がらない、という訳の分からない状況とのコントラストが激しすぎるのもひょっとしたらこの世代が特に弱い原因だったりするのかもしれません。あるいは教育制度の問題なのか。戦争してるような極限状態ならともかく、普通に日々の生活を営む日常で、ヒトとしての心の強弱がそうそう時代によって変わるとも思えないのですが、自殺者数も1998年に3万2863人を記録してからこっち、ずっと3万人オーバーが続いていますし、うつ病自体もっと古くから一定数の潜在的な患者さんが多分いたのでしょうね。それが社会的な認知が進んで気軽に病気として申告できる様になったために、発症数が増えているように見える、ということなのかもしれません。
 それにしても、教員に関しては文科省が対策を立てるとして、何か有効な策はあるんでしょうか? 先生の数をもっと増やしてワークシェアリングして一人の負担を減らすとか言うような策でも取れればいいんでしょうが、それだけの人件費を厳しい国費から果たしてまかなえるのか心もとないですし、なかなかに難しそうな問題だと思います。

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