かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

怪しさいっぱいな、クローン人間研究についての報道(これはこれで楽しい)

2009-04-22 21:58:54 | Weblog
 今日はよく晴れたよい天気でしたが、少し風が強く、それほど暑いという事も無いまま、一日が終わりました。昨日の雨のせいか花粉も控えめな感じでそれほど鼻もむずむずしませんでしたし、ここ半月ほどの間では一番過ごしやすかったのではないでしょうか。この花粉、先週がピークだったようでそれからずいぶん落ちてきていますが、なかなか終息するまでにはいたらず、まだもう少しの間は外出時のマスクが必須のようです。今日のように比較的涼しければまだよいのですが、本格的な初夏の気候が訪れる前に、マスクが取れてくれることを祈りたいです。

 さて、なにやらクローン人間が誕生するかも? なんて記事が、イギリスの新聞インデペンデント紙に掲載されたのだとか。何でもアメリカ人の医師が14個のクローン胚を作り、そのうち11個を、不妊相談に来た4人の女性の子宮に移植したとのこと。まだ定着し、生育をはじめた、というのは確認されていないものの、「クローン人間誕生への第1章が開かれた。いずれ、クローン人間は生まれる」と医師は答えたそうな。
 Yahho Japanの記事http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090422-00000921-yom-sciだけでは今ひとつ分からないことが多いので、原文http://www.independent.co.uk/news/science/fertility-expert-i-can-clone-a-human-being-1672095.htmlに当たってみますと、大幅にはしょられていることが改めて分かりました。
 件の医師の名前はキプロス出身のPanayiotis Zavos(なんて読むんでしょうね?)で、おそらくクローン研究の禁止されていない中東のどこかにあると思われる秘密の(!)研究所で研究を重ね、今は生まれ故郷のキプロスとケンタッキーに不妊治療を行うクリニックを持っているとのこと。移植された女性は、イギリス、アメリカ、そして明らかにされていない中東のどこかの国の、夫婦3組と独身女性1人とあって、なるほど、イギリス人が対象だったゆえに、イギリスの新聞に載ったのだな、とここでようやく理解が及びました。
 博士によると、ここ1,2年以内にクローンベビー誕生が期待できるそうですが、専門家の声はかなり否定的で厳しいようです。
 
 とまあ、適当に分かる部分だけ拾い読みしてみましたけど、なんとも怪しげな内容です。研究風景のそれっぽい動画(なぜかBMWのCM付)まで張ってありましたが、それもまた、別に何をしている、というものでもなく、かえってうさんくささが増すばかりです。
 
 個人的には、この手のバイオテクノロジーの進展を期待し、その成果が速やかに世に現れるのを心待ちにしているので、この記事の内容が事実であればそれはそれですばらしいと思うのですが、今ひとつ飛躍が過ぎてついていきかねる気もいたします。これの信憑性は、1,2年後、「初のクローンベビー誕生!」という記事が出るまで判断はお預けになりそうです。


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