今朝の奈良市の最低気温は4.7℃、昼の最高気温は8.2℃、五條市の朝の最低気温は2.6℃、昼の最高気温は7.3℃でした。今日はいつから降り出すのかと思っていましたが、昼前にはパラパラと落ちてきて、その後程なく本降りとなり、以降は時折止みながらもずっと雨になりました。雨雲レーダーを見ると九州の南から次々と雨雲が弧を描いて東へと流れてきていて、一向に途切れる様子がありません。今後の雨の予測を見ると少なくとも明日午後遅くまでは雨雲が頭上に残るようで、晴れ間は明後日月曜日まで観られそうにありません。
さて、ようやく政府の備蓄米が放出されて入札にかけられた結果、60キロ平均で2万1217円で落札されました。10キロ3500円余り、ただコレは玄米の価格ですから、白米だと1割くらいは精米で減るので、白米としては3900円くらいになる計算で、これを最終小売価格としていくらにして売るか次第で、米が安くなるのかどうかが決まることでしょう。こうしてみるとあんまり安くなりそうな価格には見えませんし、高い関税を払っても海外から輸入したほうが安くできて得、と輸入米の取引が大きくなっているとも聞きますから、備蓄米放出による価格下げや安定化の効果は極めて限定的なものになってしまいそうな感じがします。どうもそもそも米自体が足りないんじゃね? という話がポツポツでてきてますし、今後の米価にはあまり期待したら駄目なのかも?
しかし、正確な情報あっての戦略だと思うのですが、行政改革のあおりで統計部門の弱体化が進行中という話もあり、一部識者が語るように、農水省にはもはや米の生産量の正しい数字を把握することが出来ないのかもしれません。そうだとするとあまりに残念な話で、行き過ぎた人員整理で組織の能力が失われつつあるということなら、改めて必要な人間を増やしていく方向へ是正していかねばならないでしょう。わざわざこども家庭庁とか作っている場合ではなかったんじゃないでしょうか?