かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

イスラエルで3600年前の未盗掘のやんごとなき身分の方のお墓が見つかったそうです。我が国の天皇陵もそろそろ発掘できないものでしょうか?

2018-03-16 22:00:05 | Weblog
 今日は日が変わった直後の夜中に最高気温が記録され、後はダラダラと気温が下がり続けるという一日でした。夜中のうちから雨が降り出したせいでしょうが、最低気温は今夜日が変わる直前に記録されることでしょう。とりあえず現時点の最高気温は、奈良市アメダスで16.2℃(0:20)、最低気温は5℃(21:00)、五條市アメダスで14.8℃(0:08)、最低気温は4.5℃(21:00)でした。明日朝はかなりの冷え込みになりそうですね。

 さて、イスラエル北部の遺跡、古代カナンの都市国家メギド(現在の地名はテル・エル・ムテセリム)で、約3千6百年前の王家とも関係が深い高い身分の家族が埋葬された墓が全く手付かずの状態で発見されたとのことです。盗掘されてないため、遺体の装飾品や同葬品など多くの財宝が発見されましたが、考古学的には、紀元前15世紀初めにエジプトによって征服されてしまったこの地の王朝についての貴重な情報がそのまま無傷で眠っているかもしれない、という点で大変貴重な価値ある遺跡として注目されているそうです。この地では、イスラエルの大学などの発掘チームが1994年から四半世紀に渡って発掘調査を続けており、既に紀元前3300年から586年頃の青銅器時代ー鉄器時代頃の宮殿や神殿、町の城壁といった遺跡が続々と発見され、その一部は現在世界遺産にも登録されていますが、今回の地下回廊に設けられた墓の発見は、発掘をしている考古学者たちにとっても予想外の出来事だったそうです。墓には8~10歳の子ども、30代半ばの女性、40~60歳の男性と見られる3人の遺体が並べられ、更にその奥には、6人分の遺体がまとめて積み上げられた骨の山が築かれていたとのことです。これら遺骨の分析では、丁寧に埋葬された3人と山に盛られた6人の骨に共通の遺伝的な異常があったことを示す証拠が見つかり、現在、これらの骨からDNAを抽出、類縁関係の調査が行われているそうです。
 こんな発掘が進められているようなところで、しかも当たり前に最新のレーダー探査機などが使われる現代の発掘現場で、このような誰もまだ知られないでいた遺構が見つかるというのは実に驚かされますが、果たしてそこから過去の世界や人々がどれだけ精密に再現されるのか、大いに期待が高まります。
 それにしても我が国にも「手付かずの墓」天皇陵が奈良県や大阪府などに大量に存在しますし、それらを発掘すれば我が国の歴史を知るのに貴重な情報が山のように得られるはずなのですが、いつかそこに手を付けられるようになる日がやってくるのを、一日千秋の思いで待っています。


 
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