かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

果たして中国は、国際的な協調を維持する大人な態度を見せることができるのでしょうか?

2016-07-12 20:21:01 | Weblog
 今日は朝から雨だったのでそれなりに過ごしやすい1日なのだろうか、と思いつつ出勤しましたら、程なく雨が上がってさんさんと日が照りつけ、たかと思うとまた曇ってしぶしぶと雨が降り出し、またやんで日が出る、という面倒な天気で、湿気は高い気温も高いと散々な不快極まる1日でした。そのせいか体力も大分消耗しているみたいで、昨日から一度しゃがむと次に立ち上がるのがなかなか出来かねるというなんとも厄介な状態になってきています。睡眠は一昨日、昨日とまずまず普通に眠ることができているはずなのですが、暑さ負け状態はそれくらいでは中々取り返しがつかないようになってきているのかもしれません。暑さには慣れてきたように感じていても、中々簡単には行かないみたいです。

 さて、オランダ・ハーグの仲裁裁判所で、南シナ海に対する中国の領海主張、いわゆる九段線を全面的に認めない判決を下しました。2013年にフィリピンが申し立てしていたもので、国際法上中国の主張は全面的に否定されたことになります。これに対し、中国外務省は、「判断は無効で拘束力はない。中国は受け入れず、認めない」とする声明を発表しましたが、この判断の根拠となる国連海洋法条約には中国も加盟しているのに、さてどうするつもりなのか、これからの中国の一挙手一投足が注目されます。
 それにしても、あの九段線の引き方、素人目にも幾らなんでもやり過ぎだろう、としか思えない無茶っぷりに見えました。中国は巨額の資金を投じて裁判で勝ちを取りに行ったそうですが、さすがにあれでは幾らなんでも勝ち目は無かったでしょう。
 それにしても、絶対と信じていた事を国際機関で否定されて孤立への道を突き進んだ戦前のわが国と、今の中国の姿が極似しているようで、空恐ろしい感じがします。もし中国が国際連合を脱退するような事になれば、まさに歴史は繰り返すとなりかねませんが、さてどうなることでしょうか。前世紀に比べ、経済や食料ではるかに緊密に世界がつながり合っているこの時代に、果たしてかつて日本が演じたごとく、「堂々退場す」などという態度が取れるかどうか。はたして南シナ海波高しとなるのか、実利を慮ってどこかで妥協して引くことにするのか、中国共産党の出方が注目されます。かつて無い頻度で挑発を受けている我が国においても、政治の季節は終わったことですし、首脳陣にはしっかり観察・分析と対策をとっていただきたいものです。

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