かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

東京都知事選、21人も立候補しているのにポスターが数枚しか貼ってないのはなんとも違和感を覚えます。

2016-07-22 20:55:21 | Weblog
 やはり奈良は暑いです。昨夜帰宅した時もムッとした空気を感じましたが、深夜から朝にかけては比較的気温が下がり、心地良く寝ることができました。が、昼間はやはり暑い。執務室は11時頃から空調が入りましたが、それでもパタパタと団扇であおいでいないと暑さが感じられる具合でした。昨日までの東京が寒々しいほど涼しい気候だったので、余計にこの暑さが身に沁みるのかもしれません。
 さて、その東京で、ふと疑問に感じたのが都知事選の看板です。候補者のポスターが張り出される例の木製看板ですが、投宿したホテル近くで気がついたそれには、そのポスターが7枚だったか8枚だったか、とにかく数枚しか貼ってありませんでした。確か候補者は20人位だったはず(正確には21人)、と報道でおぼろげながら見聞きしたのを覚えていたのですが、なんで実際に貼ってあるのはこんなに少ないのか、不思議でした。仕事場所近くの看板でも、やっぱり7,8枚でした。中身は若干違うような気がしましたが、そこまで注意していたわけではないのでうろ覚えです。少し気になったので、ネットで検索してみたのですが、ちゃんと21人出ていました。ただ、江戸城天守閣の再建とか千代田区を独立させて千代田市にするとかNHK絡みの裁判をしらしめるため出馬とか、東京スマイル大学の創設なんていう不思議な公約や公約以前の話を旗と掲げている方々が結構おり、更にホームページもない候補者が7名もいました。いわゆる泡沫候補という方々で、ポスターを貼ってない人達がこれに該当するのだろうと想像しますが、出馬のために選挙管理委員会に出す供託金300万円を準備し、有効投票数の10%を取れなければそれが没収されるという私なぞには結構厳しいと感じる条件なのに、それでも敢えて手を挙げるというのは、都知事選立候補には300万円分の価値がある、という何らかのメリットがあるのでしょう。しかし、それにしたとしても、都知事選を巡るマスコミの、有力3候補の戦い、という風な他に候補者がいないかのごとき扱いというのはいかがなものかと思います。奈良県のような田舎の選挙ならともかく、せっかく21人も候補者が出る大都会の選挙なのですから、泡沫候補といえども平等にちゃんと取り上げてしかるべきではないのでしょうか?こんなのでバイアスをかけているのを見ていると、民主主義の守護者たるマスコミの名折れではないのかと思いますが、売名行為の泡沫候補の宣伝に使われたくないと言うようなことでもあるのなら、その、本来の目的外で立候補するような泡沫候補が生まれないように選挙制度を検討するよう提言していくべきなんじゃないのだろうか、とも思います。

コメント
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