かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

芽が出て青くなっても毒ができないジャガイモの作出に成功したそうです。

2016-07-26 21:28:53 | Weblog
 今日は朝から雨がちで蒸し暑く、室内にいてもジメッとして身体から力が抜けていくような錯覚にとらわれる程不快な1日でしたが、暗くなってからは窓から入る風が心地よく、寝るにはまずまずの夜になりそうです。これで夜まであの不快感が続いたとしたら、到底今夜は安眠できなかったでしょう。
 今朝は5時半と少し早く起きてしまったので若干いつもより眠気が強いですが、これくらい眠気があれば寝付けない、ということもなさそうなので、これはこれでありがたいと思います。

 さて、理化学研究所(理研)が、ジャガイモの有名な毒物ソラニンなどの物質の生合成に関与する遺伝子を特定し、明るい所で目が出ても毒が発生しないジャガイモを生み出すことに成功しました。また、このじゃがいも、冷暗所でならしばらく置いておいても芽を出さないのに、土に埋めると芽が出て成長を始めるのだそうです。何故なのか、その原因が不明とのことですが、これが確実に使えるのなら、芽が出たり、青くなって食べられなくなったジャガイモに残念な思いをしなくて済みますし、いつでも土に埋めたら芽が出るというのは作っている側からしたらありがたい話です。
 その原因遺伝子はPGA1とPGA2と言い、この二つの遺伝子の動きを抑えると毒物を作らなくなるとのことです。しかも生育や収量には差はないそうですから、中々そそられるジャガイモです。後は味が良いかどうか判ればいいのですが、これを育種母本に使って毒のない新品種を作ったりするのもよいでしょうね。それにわざと強い光を当てて緑のジャガイモを作るとかするのも良いかもしれません。アントシアニンを作らせて赤くなったジャガイモがありますし、将来は見た目もバラエティ豊かな新種ジャガイモが食卓を賑わしてくれるかもしれません。

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