かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

P2Pって、まだ逮捕者が出るくらい大はやりしているのですね。

2009-08-17 21:21:34 | Weblog
 月曜日は今ひとつ調子が整わぬもので、一日まんじりともせず過ごしました。昨日の運転の疲れとか、短かったとは言えそれなりに暑かった日々に蓄積した疲れ、いわゆる夏バテが重なったのか、眠気こそないもののなんとなく気怠い一日でした。幸い夜はすっかり涼しくなって寝苦しいと言うことはありませんから、とっとと寝て明日に備えたいと思います。

 さて、ひところはwinnyが大はやりで、暴露ウィルスに感染し個人情報や機密情報をさらしたりしてマスコミをにぎわせたP2Pですが、今はShareと言うのが主流なのでしょうか。昔々はNapsterやらMXやらLimeWireやらnyも少し触ったこともありましたが、何かと七面倒だったり、PCを点けっぱなしにしてなくちゃいけなかったり、ウィルスがうっとおしかったり、そもそもoldMacで使える物が少なかったりなどなどあって、ここ数年はすっかり使わなくなりました。たとえばnyってまだ生きているんですかね? 
 で、今日のニュースで映画館で盗み撮りした映像データをShareで流したとして逮捕されたヒトがいた、との話を見ましたが、まだそういうことをしたりするヒトがいるのかとちょっと驚いたところです。いくらデジカメの性能が進化しても、スクリーンを撮影したり、スピーカーから出る音声を内臓マイクで拾ったりするのはあんまり品質的によいものは得られないだろうと思いますし、そんなものを観たいと思うヒトがそんなにいようとはなかなか思えないのですが、そういうことをしようというからには、やはりそれなりに需要はあった、と言う事なのでしょうか。映画にもよるでしょうけれど、映画はやはり映画館での上映を前提に製作側も意識して作っていると思いますし、大スクリーンとサラウンドスピーカーの大音量に包まれて観るのが一番楽しめるものだと思います。最近マルチスクリーンな映画館が増えてこの田舎町でも2館ありますが、日を選べば大人でも1本千円で鑑賞できたりします。そのコストパフォーマンスから考えると、盗み撮りした劣悪なものを手間隙かけてダウンロードし、コーディックやら再生ソフトやらに頭を悩ませ、CPUやメモリ、HD、グラフィックアクセラレーターの性能や容量に拘泥し、PCの小さな画面で見る、と言う苦労は、どうも割が合わない気がするのです。
 私は今の著作権のあり方と言うのに若干の疑問を持っていますし、なんでもかんでもP2Pを悪者扱いするのも変だと感じているのですが、それはそれとしても、せっかくの映画作品を、あえて劣化させて観る、と言う行為にはちょっと理解に苦しむものがあります。
 でも、根絶するのはまず無理なのでしょうね。MXやnyでも逮捕者が出たときはそれなりに騒がれましたけど、結局その全てを検挙するわけにも行かず、しばらくたって事態が沈静化したら結局状況に変化無し、ということになっていたようですし、今回も同じ道をたどるのではないか、と感じさせられます。結局交通違反にしても違法P2Pにしても、取締りだけで何とかなることはけしてなく、今までとは全く異なった処方箋を発明しなければ、根本的な解決には至らないのでしょうね。

コメント
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