かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

このまま自民が衰弱死したら、結局民主が自民にすりかわるだけに終わりそうな予感。

2009-08-31 22:13:37 | Weblog
 一夜明けて我が奈良県は4区で自民・田野瀬良太郎が僅差でかろうじて競り勝って、奈良県唯一の自民党小選挙区議員となりました。開票98%まで負けていて、ラスト2%での逆転勝ちというある意味劇的な勝利でしたが、そもそも田舎な4区でここまで接戦になるなんて、まさに今回の選挙を象徴しているような気がいたします。
 まあ何とか4区は死守したものの、残り3区は全滅、比例復活で生き残った方もいらっしゃるものの、もはや見る影も無い有様です。さすがにこうなってはもはや是非無しということか、自民党総裁も辞任を表明しましたが、さて、今後自民はどうなるんでしょうね? 一応2大政党制に移行するための小選挙区制、ということなのでしょうが、どうも私は、社会党が落ちぶれて今の見る影も無い社民党へと成り果ててしまった様子と、今の自民党が重なって見えそうな気がして、危惧しております。考えてみるといわゆる55年体制で2大勢力となったうちの一方が退場してはや幾年、とうとう生き残っていたもう片一方も年貢の納め時が来てしまったのかも、と思えるわけです。こうして自民が内部抗争から分裂、小規模化、そして消滅へと進むようなことになれば、結局民主党が自民党に成り代わっただけで、そもそも民主党自体その大半が元自民なわけですから、もしそうなれば結局何にも変わらないと極論することもできそうです。
 そこでここは、自民党には是非しっかりしていただきたいと思います。マスコミが壊滅的打撃、とか言ってるようですが、激減したとは言え残りの木っ端野党を圧倒する119議席を獲得し、改革派議員の方々も結構多数生き残っており、まだまだ頑張ろうと思えば十分頑張れる戦力はあるように見えます。後は、かつての万年野党よろしく、国会で反対のための反対みたいな無駄な愚行をやらかしたりせず、選挙前に共産党が言ってたみたいに、是々非々で民主党政権に建設的な物言いをつけるような、政治をするための集団に脱皮して欲しいです。特に選挙戦終盤のネガティブキャンペーンは見ていて情けないだけでした。誰がやろうと言い出したのか知りませんが、あんなことは二度とやらない政党になって欲しいと切に願います。



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