週間環境ニュース 060604-060610

●（経0609夕刊2）参議院本会議は改正容器包装リサイクル法を可決し成立，
来年４月１日施行，レジ袋削減など

◎（刊0608科学技術24）三菱電機はＥＴＣ車載器の送受信システムを１チッ
プ化，モノリシックマイクロ波集積回路

●（経0607企業13）日本電機工業会，電子情報技術産業協会など電機電子５
団体は社員に環境家計簿やチームマイナス６％への参加を呼びかけ開始，社
員７０万人

◎（環0607特集企画8）東京都は塗装，印刷，金属表面処理，クリーニングの
４分野を対象にＶＯＣ対策ガイドを作成，中小企業の自主的取り組み支援の
ため

●（刊0607深層断面28）日刊工業新聞は深層断面欄で家電７品目で特定化学
物質含有量が基準を超えた製品にJ-MOSSマークの表示義務，７月から，資源
有効利用促進法の政省令改正

●（環0607化学物質3）産業構造審議会の化学バイオ部会は化学物質政策基本
問題小委員会を設置しリスク評価について議論，経済産業省はこれを受けて
化審法とＰＲＴＲ法（化管法）の見直しに反映

◎（環0607表紙1）環境新聞は産業廃棄物回収業者が駐車違反の取り締まり強
化で業務に支障と危機感

◎（経0606夕刊1）デンソーの岡部弘会長はあすへの話題で日本の農業人口の
６０％近くが６５歳以上，残飯（食料廃棄物）が米の生産量の２倍近く，食
糧の安定確保困難にと警告

●（刊0605表紙1）経済産業省と文部科学省は共同で希少金属の代替材料の開
発に乗り出す，０７年度に予算要求し５ヵ年のプロジェクトに

◎（経0605経済3）環境省は温暖化ガスの国内排出量の電子取引制度を５日に
開始，ネット上で約定し銀行口座に振り込み

◇（経0605経済教室25）三菱ＵＦＪＲ＆Ｃはゼミナール，環境社会への改革
欄（１２）で環境保全型農業の拡大の鍵は消費者と＜すべからく消費者＞

●（経0604ファミリー経済29）日本経済新聞はエコノ探偵団欄でジャムの値
段なぜあがる？を特集。原油高と低公害車の普及でサトウキビがエタノール
向上へ出荷され粗糖生産減少で砂糖値上がりと

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加入しているNPO法人JEMASが配信する「EM新聞編」から先週の記事
で気になるニュースを抜粋。独断のコメントを付加。なお、記事中の
「刊」は日刊工業新聞、「日経」は日経新聞、「環」は環境新聞の略。

駅弁：日本の味博覧

今朝、高山では6:30に起床し、コンサル先で仲間と一緒に8：00から16：15まで内部監査を実施した。その結果、軽微な不適合3件、観察事項5件を発見。審査が近づいたこともあり、急ピッチで完成度が高まっている。特に大きな問題は無く、既に審査に十分耐えられる状況になっている事が確認できた。

16:42発ひだ号で帰路に着く。名古屋着19:14。夕飯のための駅弁を購入し、17:25発のぞみ40号で東京へ。自宅最寄り駅に着く頃は流石に疲れ気味。躊躇無くタクシーを拾い帰宅。

写真は名古屋で購入した駅弁「日本の味博覧」(￥1000)。手頃なボリュームで一品毎の素材と味が結構吟味されている。美味しかったのでブログで紹介しても良い思ったものの、新幹線に乗ると間も無く箸をつけていて、写真に撮ることなど考えてもいなかった。

帰宅後NET検索すると名古屋駅のお弁当として紹介されている。そこから写真を拝借した。お勧めできる駅弁だと思う。

ところで、次回の高山訪問は7月のある木曜日になった。ところがこの時期に大きな団体の予約が入っていて、何時ものホテルや紹介されたホテルのシングルは既に満杯だった。いやはや、観光地のホテル予約は難しい。結局、コンサル先の了解を得て、仕方なく￥15000のツインを予約する羽目に。まったく勿体ない。

ＪＲチケットも1月前に確実にNET予約しないと、質的には普通車と大差ないグリーン車のチケットを買わされる羽目に。スケジュール表で前日にアラームが出るように設定しておく必要がある。

下半期予定、高山にて

今年は7月でコンサルと審査の両面での多忙さは一段落する。その理由は、コンサルしている業界でのISO14001の認証取得は一巡するためである。そのため、後半は新たな分野の審査やコンサルにチャレンジする必要がある。

審査に関しては、ISO14001とISO9001の複合又は統合審査を目指して、9001でのトレーニーとしての審査が始まりつつある。

コンサルの分野では、昨年9月に発行されたISO22000（食品安全マネジメントシステム規格）のコンサルテーションを目指している。

ISO22000に関しても、審査員補の資格は取得済みである。所属するコンサル機関から連絡があり、7月から某大手食肉加工会社のISO22000構築コンサルテーションの手伝いの誘いがあった。もっとも厳しくHACCPを運用している企業において、つぶさに現場を見ながらのコンサルなので、無償での参加ではあるが、願っても無いチャンスである。これも、謂わば、先行投資である。


いま、高山のホテルにて投稿中。明日は、コンサル顧客にて、私の仲間が内部監査を担当し、ISO14001の資格昇進の経験に役立てる。

この顧客でのコンサルもいよいよ大詰めの段階にあり、明日の後は7月下旬の初動審査（第1段階審査とも言う）に立ち会うだけになった。1年があっという間に過ぎてゆく。

なお、この顧客での審査に関しては、審査機関から最初に案内された審査員を断り、代わりの審査員を要求している。経歴やこれまでの審査での評判などから、指摘が細かすぎることや、中小企業に適した審査ができないなどの理由によるものだ。

「オペラ座の怪人」劇団四季

劇団四季のミュージカル「オペラ座の怪人」を家内と堪能してきました。

以前、DVD映画で観たときも感動したが、後になって各種の批評を読むと劇団四季の生に比べようないとの酷評が多かったので、期待して出かけました。チケットも奮発して一番良い席を予約しました。

６時会場、6：30開演でしたが、１時間ほど早めに出かけ、JR新橋駅で降り、地上を歩き、汐留めの新しいビル郡を眺めながら電通四季劇場【海】へ。早めの夕食を済ませ、開場間もなく入場。

観客は圧倒的に女性が多い。当然若い女性が多いが、４０代から６０代の中高年の女性も少なくない。若い男性は当然カップルで。中高年のカップルも５,６組居たかな。父親と２０歳前後の娘のカップルも同様かな。修学旅行中とおぼしき高校生もかなりいました。勿論、満席でした。

なんといっても、このミュージカルはストーリーの出来も良いし、歌や曲が覚えやすく印象的で良い。劇団四季の主演者の声量、声の艶やかさを含めた表現力が圧倒的で映画とはやはり比べようが無い。ストーリーの展開も、仕掛けも含めた演出も素晴らしい。ロングランを続けているだけに完成度も高い。人気が続くのも納得が行きます。

是非ご覧になると良いでしょう。お勧めです。

二度目の映画「ダビンチ・コード」

角川文庫本（中）の半ば過ぎまで読んだ段階で二度目を観に行って来ました。

２４時間ほどの間に起こる出来事を、小説では上中下の３冊分の中で登場人物に寝る間も与えず、フルスピードで展開している。多数の登場人物や情景が次々と入れ替わりながら進展してゆく。

映画では、この小説３冊分を２時間３０分に収めている。しかもかなりの部分割愛もされているので、映画の展開もとても早い。時には、ある画面の意味合いや余韻を楽しむ間もなく次の場面に切り替わっていった。

仮に宗教的なバックグラウンドが有って、小説を読み終わっていても、このジェットコースター的早さに付いて行くのも大変かも。ということは、これら何れの準備の無い人は一度見ただけでは理解できない部分が多いのは当然だ。

正直言って、小説を読み終わっていない部分では謎解きのストーリーが未だ理解できていない部分がある。そろそろ忙しくなってきたので、残っている謎はDVD映画を観て解消することになりそうだ。

ところで、今日はチケット売り場で「通常のチケットですか、シニアのチケットですか」と聞かれた。内心ちょっと嬉しかったね。よし、よし。

かつて、仲間が初めてシニア割引で映画を観に行く際、念のために運転免許証を手にしてチケット売り場に並んだ。順番が来て、「シニアです」と言おうとしたら、売り場の女の子に何も聞かれず「1,000円です」とあっさり言われてしまったと、気落ちしていたことがある。

しかして、今日はご機嫌である。

ヘア・ドライヤー

白い髪が増えるに従い、頭髪のしなやかさが薄れ髪の癖が出るようになってきた。出張先のホテルには必ずヘア・ドライヤーが置いてあり、使い慣れてきたこともあり、購入することにした。

写真にあるナショナルのマイナスイオン ターボドライミニ（￥4000）なるものを購入。高圧放電式でマイナスの電気を帯びた酸素と空気中の水分が結合したマイナスイオンが上部から放出され、一般的にはプラスに帯電しやすい髪に当たって、髪に水分が浸透するとある。

髪の毛の話になると、なんとなく軟弱になる。単純なドライヤーなら￥1000前後で買えるし、本格的なマイナスイオン発生機能を有する機種だと￥10,000位する。

先日の恩師の米寿祝のとき、同期のＭ氏とＹ氏が対照的だった。大学院の頃からＹ氏は頭髪が薄くかなり後退していた。ので、化粧品会社に就職が決まったとき、「きっと発毛剤」を開発するだろうと半分冗談、半分本気で皆思ったものだ。

一方、なり振り構わず頑張るタイプのＭ氏は化学会社に就職した。約40年後、Ｙ氏の頭髪は以前とあまり変わらず、Ｍ氏の方はすっかり加齢減少が進行し、頭髪も非常に薄くなっていた。

その間、Ｙ氏は予想どおり発毛材の開発にも係わり、最近発表された「Ａデノｘｘ」なる発毛剤は、彼が基礎材料研究所の所長として開発に係わったという。

手入れをすれば、増えることは無いが、現状維持が可能であることを「歩くエビデンス」であるＹ氏が示している。やれば、それなりに効果があるのだと。

「でも、マイナスイオン効果なんて本当なの？」。「でも、何がしかの効果があればいい」。この迷いが、中途半端な価格帯選択の理由になっている。中途半端な選択は有効ではないだろうに、ね。

今日も結局遅くまで仕事にかかりきりになった。明日こそは、息抜きしよう。ダビンチ・コードも未だ中巻の半ばだが、かなり状況がわかってきたので、もう一度、明日、映画を見に行くぞーー。きっとだ。

アットニフティーへのクレーム

この土日は、例により、プライベートと仕事とがごちゃ混ぜながらも、マイペースで過ごすことが出来た。ISO9001の本を読んだり、請求書を発行したり、家内に頼まれていた包丁類を砥いだり、散髪に出かけたついでに予約済の今月中旬までの種々のＪＲチケットの入手やら、10日後の審査の審査計画を作ったり・・・・。趣味と実益を兼ねた自由業故に休日と平日の区切りは付けがたい。

ところで、最近購入したノートPC（Dyna Book）用の増設メモリーを「アットニフティ」に発注していたが、予想外のことが起きた。

4月19日に発注して間もなく、メーカーでは生産が遅れ、発送は6月になるとの連絡があった。ところが6月に入った先日、メールがメーカでの生産に更に一ヶ月の遅れが出そうだといってきた。

ところが、商品が納入されていなくても、与信のシステム上40日経過すると請求を確定するシステムになっているので、請求を確定しましたと言って来た。

理由は、与信取り消し後に再与信を取ることができ無いシステムなので、与信取り消し前（注文から40日後）に、出荷前でも請求を確定させるらしい。

物が届いていないどころか、この先一月経っても入荷するか否か不確実な状況下で、「お金だけは頂きます」は無いだろう。むしろあちらのビジネスルールかシステムに問題があるのに顧客に皺寄せは無いよね。

その旨クレームしたら、数日して、非を認め、このまま継続するか、キャンセルして返金するのがよいか聞いてきた。ところが、返事をしようとすると、わざわざ当方から電話をするか、ＨＰ経由でわずらわしい入力操作をして連絡を取るしかない。

ISOのコンサル及び審査員としては、この幼稚な対応に腹立たしいと同時に勿体ないと思う。「価格.Com.」を覗くと判るようにNETショッピングのサイトは乱立している。クレームこそがビジネスチャンスなのだ。

クレームに迅速に対応し、顧客満足を様々な側面で達成してゆくことで、他社との差別化に繋がり、市場で優位な立場に立てるのにと思う。この連中は、ビジネスの質のレベルでは未だ小学校のレベルにあるようだ。この手の対応に皆様もご注意あれ。

週間環境ニュース060528-060603

●（経0602企業総合9）日本経済新聞は電力買取り制度の普及で太陽電池の設
置が世界で急増しているが，多結晶シリコンの品不足で需給逼迫が数年かか
る見通しと

◎（経0602商品26）日本経済新聞はアジアの需要が旺盛で鉄スクラップが高
値安定，トン２．５万円，電炉各社が買いへ

◎（経0601社会43）改正消防法が１日に施行，新改築の一戸建て住宅が火災
警報器の設置を義務化された

●（経0601金融7）中央青山監査法人は新理事長が就任し，新理事を選任，そ
の中にカネボウ粉飾決算の責任を取った代表社員が再び復帰，事件の直接の
関係理事でなかったことなどでと説明＜ミスキャストか賛否両論＞

◎（環0531環境経営2）本田技研（ホンダ）は環境対策を強化，全世界で製品
と生産過程における二酸化炭素排出削減目標を自主設定，低公害車の開発普
及を加速など

●（経0530夕刊22）政府は閣議で２００６年版環境白書と循環型社会白書を
了承した，環境白書では水俣病特集，家庭でのエネルギー消費が２０１０年
まで増大と＜のんびりムード＞

◎（経0530企業13）日本フランチャイズチェーン協会はレジ袋の使用量を２
０１０年度までに店当たり６０９ｋｇに削減，０４年度の３０％減，日本チ
ェーンストア協会は００年度比１０年度２５％削減

●（経0530経済5）経済産業省は新国家エネルギー戦略の最終案をまとめた，
エネルギー効率を２０３０年までに３０％向上など＜温暖化防止との関係不
明＞

●（経0529科学19）日本経済新聞は科学欄で有機リン系農薬の暴露による慢
性毒性の懸念を群馬県の事例で指摘，専門家らが神経や精神への影響指摘，
空中散布自粛要請もと

●（刊0529環境13）環境省はハロンの大気への放出を防止するため，適正処
理ガイドラインを策定，ハロン消火設備の解体時期を控え

●（経0528視点28）日本経済新聞は中外時評で希薄な官のコンプライアンス
，役所は判決を黙殺すると水俣病の最高裁判決無視などの事例で指摘
＜絶句＞

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加入しているNPO法人JEMASが配信する「EM新聞編」から先週の記事
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「刊」は日刊工業新聞、「日経」は日経新聞、「環」は環境新聞の略。

久々の休養日

明日3日から6日までの四日間は、本当に久しぶりに、フリーな時間が確保できる。
ISO9001の主任審査員になるためのトレーニング審査の機会が増えているので、こちらの勉強も必要だ。一方で、お楽しみとして「ダビンチ・コード」3巻を読み終わり、再度映画を見に行くことができればベストだ。果たして、どこまで欲張れるか・・・？

昨日は宇都宮の顧客で最終回のコンサルを実施した。昨年12月から、ほぼ月2回のペースで12回コンサルし、受審可能な状態に漕ぎ付けた。何とか形はできたが、身に付くか否かは顧客の努力次第であり、更に、経営に役立つ指摘を審査でどの程度してくれるかにかかっている。

一方で、その会社と付き合いのある仲間が是非ISO14001を取りたいと言っているらしいので、紹介してくれて、次の顧客に繋がると嬉しいのだが・・・。（棚ボタ期待）

今日は会社で判定委員会があり、4月にファースト審査、5月にセカンド審査をした福井市にある会社の認証登録が承認された。早速、ISOの認証が認められた旨の電話連絡をした。きっと今晩は関係者が祝杯を挙げているだろう。オメデトウ。

写真は福井駅。北陸新幹線のために近代的な駅に生まれ変わっている。北陸新幹線は、長野、新潟、富山、石川、福井と東京・大阪の２大都市圏を結ぶ「もう一つの新幹線」として着々と建設工事が進んでいて、既に65％以上の区間が開業又は着工しているとのこと。

追伸：一足お先でグッドタイミング。翌日の日経朝刊で更に詳しい紹介が載っていました。