ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

気になるニュース、注目ニュース 併載版

2011年12月31日 | 週間ニュース:ピックアップ
環境ニュース111225-111231

気になるニュース
●(経12/30社会34) 立命館大学の西浦准教授は騒音や雑音など耳障りな音に別の音を加えて不快感を軽減するシステムを開発,共同住宅などに応用

◎(経12/28社会34) 原子力安全保安院は東京電力福島第一原子力発電所の1,3号機での水素爆発の原因が排気水素が別の排気管から逆流可能性と (想定外で逆止弁を付けていなかったのかな)

●(経12/27表紙1) 政府の原発事故調査検証委員会は中間報告をまとめ首相に提出,災害想定に対策せず,原子炉冷却で判断ミス,疎通不十分等

●(経12/27社会34) 厚生労働省の検討会は水道水中の放射性セシウムの管理目標値を食品衛生法の飲料水の新基準10Bqに合わせる指針 (水道水は食品衛生法の規制対象外,水道法の対象)

◎(経12/26科学技術11) 政府は緊急時迅速放射能影響予測ネットワーク(SPEEDI)を原発からの放出量を周辺放射線量から推定し予測可能へ

注目ニュース
◎(経12/29企業11) 富士フイルムは液晶パネル用偏光板保護フィルム工場のガス冷却加熱処理工程条件を最適化,13年度CO22.6万t削減 <東京電力の換算係数0.368で計算すると、年間昼間電力削減70,000千kWhに相当>

●(経12/27総合3) トヨタ自動車は小型の新型ハイブリッド車「アクア」を発売,燃費35.4kmJCと世界一,1.5Lエンジンなどで

◎(刊12/27機械7) 日刊工業新聞はNEWS拡大鏡欄で,15年に三相誘導モーターのトップランナー規制を前に国内各社が国内仕様機開発急ぐ (基準の告示12年春にも)

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2011年も既に大晦日。震災後、TV番組を見ながら涙して朝食する日がいつまでも続く一年でした。

ISOの世界では、安かろう悪かろうの審査機関に鞍替えする組織も多くあり、一方で、所属する機関の審査を評価してくれる組織の紹介で乗り換える組織も結構増えている。そうした組織は規模が大きく、審査は大いにやりがいがあります。

形だけのISOと質を高めるISOとにますます両極化しています。形だけなら、結局は組織にとって重荷になりお金の無駄であり、組織のモチベーションを下げるだけ。そのような組織の審査は積極的に願い下げです。

ISOのマネジメントシステムは道具ですので、少しずつ手を加えて組織にあった使いやすい仕組みに仕上げ、組織の経営目標達成に役立てて頂くのをお手伝いするのを、これからも続けたいと思っています。

皆様、良い年をお迎えください。