ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

新訳「ガリア戦記」

2008年06月11日 | お楽しみ
購入したAmazonの商品の説明には、少々長いが以下のように紹介されている。
「希代の英雄ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)が自らの手で綴り、2000年前のローマ市民はもちろん、今日まで多くの読者を魅了してきた世界史上最も有名な古典、それが『ガリア戦記』である。カエサルといえば、ローマ帝国拡大の立役者。とりわけ、その軍事的天才と悲劇的な最期によって今日でも人気が高い。さらにこの戦記で発揮された文学的才能は、キケロやモンテーニュ、日本では小林秀雄が絶賛するほどのものであった。本書は、その最大の特徴である「簡潔にして格調高い文体」を再現することに成功している。カエサルが戦闘においていかなる知略を発揮したか、また、いかに言葉の扱いに巧みであったかを、読者はつぶさに体験することになろう。『ガリア戦記』が一大古典となった秘密がここにある。本書は、当時の政治、民族、軍隊等についても詳細な解説を付し、さらに適宜地図を挿入することによって、読者の理解を助けている。」

ローマ人の物語も読み進んで、今は文庫本の第27巻。紀元1世紀、ローマ帝国が最大の領土にて最も繁栄を誇った五賢帝時代の物語が終わり、ローマ帝国全土に張り巡らされ安全保障を支えたアッピア街道などの街道や橋、無料で使えた水道といったインフラに関する記述がされています。

ところで、ローマ人の物語で「ガリア戦記」の概要を知り、是非読んで見たいと思っていましたが、先日、たまたま図書館でこの本を見つけ借りてきました。
536頁の厚さがあり、カバンに入れて持ち歩くには嵩張り、落着いて一挙に読む時間を確保するのも難しいので、結局購入することにしました。

Wikipediaによれば、かの小林秀雄が絶賛した「近山金次訳(岩波文庫)」、90年代半ばに出版されたと言う「國原吉之助訳、講談社学術文庫」が既に出版されています。この本は2008年2月に出版され、最も読みやすいとの解説に期待して購入しました。