シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

ワタクシと英語B面~中学、高校編

2005-12-26 | ワタクシと英語

中学のときアメリカ人講師1ヶ月だけ来た。その先生が言ったことで今まで忠実に守り抜いてきたことがある。

「英語の発音をカタカナで書かないでください」

そう。その通りだ。ホームイングリッシュセンターでもカタカナで発音を書くことは許されていなかった。appleは決してアップルではない。catは決してキャットではないのだ。その時から辞書に載っている発音記号をできるだけ覚えた。発音はすべて記号を写した。記号を丸暗記することは出来なかったけど、主要な記号は覚えて書いた。その記号と耳で聞いた音を連動させて覚えることが大切だ。

大学受験用の英語を勉強しなかったワタクシは日本人の大学受験経験者が普通に知っている単語をまったく知らない。難しい単語がほとんどなので日常会話には知らなくても困らないが、新聞などを読むときにはあーもうちょっと勉強しとけば良かったと思うことがある。

日本の中学高校の英語を「やってもムダ」とか言う人がいる。確かに会話に重点を置いた教育ではない。でもワタクシは自分が中学高校でやったことがムダだとはまったく思っていない。中学校で習う文法は最低限知っておくべきことだし、それをしーーーっかり押さえておけばその後の「会話」の勉強の苦労も少ない。高校の文法はかなり高度だ。トロントで世界中の英語を勉強してる子たちに会ったけど、日本の高校の英文法の知識面はかなり高い。それゆえに難しすぎて英語嫌いが増える。それはある。けど、ムダではない。

中学高校の授業を英会話中心にするとか、小学校から英語の授業を入れるとか、そんなに必要なことかしら?一つの教科として変遷があるのは当たり前だし、小学校から入れるのも多様性を求める上ではいいけど、それで日本人が英語が話せるようになると思っているなら片腹痛い。そもそも日本人みんなが英語話せるようになる必要なんかあんのか???


ロボコン

2005-12-26 | シネマ ら行

こないだBS放送でやっていましたね。

そんなに特筆に価することがある作品でもなんでもないですが、全体的になんとなく進んでいく感じで、変に装飾してないところが「ロボコン」というものを題材にしている映画という雰囲気を壊さないで良かったんじゃないかな。

「ロボコン」を一度でもTVで見たことがある人は分かると思うんですけど、「ロボコン」ってやっぱり地味ですよね。いや、ワタクシは好きなんですよ。ロボット工学とかそういうのには興味ないけど、「ロボコン」って見てるとすごい面白いですもん。この作品でもあるけど、なんかブロックを台に乗せるとか人間がやったほうが早いやんっ!みたいなことをロボットにやらせてその実力を競うんですけど、やっぱりロボット工学ってワタクシみたいなド素人には分からない繊細な要素がいっぱいあって、しょうもないところでコケたりとか、部品が取れたりとか、いきなり動かなくなったりとかするんですよね。そういうトラブルも見ているこっちにしたらすごい地味なんですよね。やってるほうとすれば、めちゃ焦るようなことなんでしょうけど、そういうこともなんだかユーモラスに見えてしまう。

そういった「ロボコン」独特のなぁんか不思議な雰囲気をこの作品はうまく出してると思います。すごく派手なことが起こる青春映画とは一味違う、それでいて青春映画独特の甘酸っぱさを感じることもできる作品です。長澤まさみちゃんも出てることだし、彼女につられて見た人たちが本物の「ロボコン」に興味を持つかもっていう効果もあるかもしれないですね。

エリート集団の第1ロボット部も最後にはなかなかお茶目な一面も見せてくれて、第2ロボット部の顧問の先生鈴木真一みたいな先生もなんとなくいそうな感じで地味だけど(何回言うねん)後味のいい作品でした。